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次の日
来威side
俺はいつもなら征ちゃんに起こしてもらっているけど早起きし家を出た
少し歩いた所で征ちゃんにあった
「征ちゃん……おはよう♪」
「起きてたんだね？偉いな」
「……別に俺明日から家にたまにしか帰らないから一人で行ってよ」
「それはどういう意味だ」
言った方がいいのか？
「いっちゃんの家に居候するの♪兄者とも会わなくて済むしね♪」
「………そうか」
「嬉しいでしょ♪たまにしか一緒に行かなくていいし、わざわざおぶらなくても済むよ♪」
あ………征ちゃん肩が震えてる
怒ったのかな？
「そうか。俺は好きでやっていたんだけどな？」
好きでやってくれてたの？
でも………俺はもう征ちゃんのお荷物にはなりたくないし……
「征ちゃん……おぶって」
「おぶらないぞ」
キレてる………
だって…スタスタと一人で先に行っているから
「征ちゃん……さよなら」
俺は昨日嘘をついた
学校は帝光だと本当は夢ノ咲なんだよね……
今日は退学届を出しに行くだけ
その後はすぐに夢ノ咲学院に足を運ぶんだ
「征ちゃん………今までありがとう」
俺は【あの時】以来の涙を流した
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作者名：仁兎餡蜜 | 作成日時：2020年5月13日 14時
