検索窓
今日:25 hit、昨日:8 hit、合計:34,886 hit

笑い声 ページ8





















ちゅ…くちゅ、…ちゅっ









と、終わりの合図の深いキスが僕と傑を繋ぐ。














結局あの後僕達はソファの上で行為に勤しんだ。





血管圧迫による生理現象だから。
自 慰を見て興奮していたから。
久々で溜まっていたから。
普段着ない半襦袢を着ていたから。











取って付けたような言い訳を並べて
僕達は何度も体を重ねた。



















この先もそれは変わらないんだろう。



伝えられない、伝えてはいけない。
実らない、実らせてはいけない。




僕達はどうしようもない程に大きくなる想いを隠して、
他の理由を探してお互いを求め合う。












きっと、

永遠に僕たちの関係に名前が付く日は来ない。



















「A…一緒にお風呂入るかい?
今日は特別に私が全部洗ってあげるよ。」







『ん…でも疲れたのって傑のせいじゃん』








「おや、これは手厳しいな」



















2人の笑い声は、




2人だけの部屋に響いていた。



















小さな村で消されるはずだった笑い声が、

ドス黒い心の中で消されるはずだった笑い声が、










この部屋にだけ充満して、2人を包んでいた。











_______











『ねぇ、明日ラルゥ達にも袈裟着てもらおーよ』






「えー…誰得だい?それ。」






『……僕の時だけあんなに乗り気だったくせに』







「Aは似合うだろうけど…ミゲルが似合うと思うかい?」







『……あー、えっと、じゃあ、赤い布を腰に巻いて
槍を持たせるのは?
ほら、丁度ミゲル金の輪っかのピアスしてるし』








「…………え、もしかしてビビンバ?サンリオの」








『そーそー可愛いよね、ビビンバ』








「いや、古。」















僕達は風呂に入りご飯を済ませ二人で布団に入ると、

寝るまでビビンバが古いか古くないか口論を繰り広げた。







結果、10年以上前に販売停止されたキャラクターだったらしく、あっさりと僕は敗北した。

















「ははっ、だから古いんだって」




『もー田舎の情報どうなってんだー……あははっ』





















↑ビビンバ

本音→←ボディーソープ※



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (166 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
411人がお気に入り
設定タグ:夏油傑 , 呪術廻戦 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

大豆 - 一気読みしました。神作すぎです。最高です!!!!!!! (9月25日 20時) (レス) @page28 id: 41f5d68925 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 全部一気読みできてよかったです…最高の神作でした!!何回も読み直そうと思います!ありがとうございましたっ! (8月16日 23時) (レス) @page28 id: 4a6be33ef0 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - やばい、めっちゃ好みだわ。泣く (2023年3月3日 17時) (レス) @page28 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だばぁ(泣) (2022年8月21日 14時) (レス) @page28 id: 2a4261c7b0 (このIDを非表示/違反報告)
M - コメント失礼します! マジで感動しました!タオル一枚濡れる位泣きました!この物語を作っていただきありがとうございます!!!他の作品も応援しています!!頑張ってください! (2022年8月17日 21時) (レス) @page28 id: 97799f7c89 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おっ腐 | 作成日時:2022年6月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。