番外編�� ページ5
祖母「A〜、頑張りすぎたらだめだよ」
おばあちゃんに最後に言われた言葉。
亡くなって１週間が経ったくらいに
施設へ祖母の荷物を引き取りに行った。
「これ、毎日記録してたんですよ」
施設の人によると毎日、日記を書いていたらしい。
震える文字で一生懸命書かれていた文字を見て
何度泣いたか、何度救われたかわからない。
xx年x月x日
Aが孫の顔を見せに来てくれた。２人にそっくり、可愛い。あの子たちが初めて会った日を思い出した。会えないのが可哀想。会わせてあげたい。今の願い。
xx年x月x日
夢にAと蓮くんが出てきた。あの子たちが泣いてた。今も別々の場所で２人は泣いていないだろうか。心配。
xx年x月x日
今日は少し息苦しい。せめて、家族３人をこの目でちゃんと見ることが出来るまで生きていたい。Aの笑顔が見たい。
xx年x月x日
あの２人が出会ったことは間違いじゃない。絶対にもう１回会える。今日も、かすみを連れて会いに来てくれた。A、お母さんの顔になっていた。少し安心した。
xx年x月x日
A、かすみ、蓮くん。必ず会える。
自分のことを日記に書いている日は少なかった。
ほぼ私たちのことで埋め尽くされていた。
蓮「Aのおばあちゃんが言う通り、会えたな」
A「うん、、蓮くんのおばあちゃんに
かすみを会わせてあげられなかったのが心残り。」
蓮「絶対、空から毎日見てるって」
蓮くんにこれを初めて見せたとき静かに泣いていた。
蓮「俺のこともめっちゃ心配してくれてる、、」
A「家族だもん」
その時、リビングで１人静かにアニメを見ていた
かすみが天井を見上げて手を振った。
蓮「えっこわ」
A「会いに来たのかな？」
蓮「まじ？そういうこと？」
A「かすみ、誰かいるの？」
かすみ「ばあばっ」
蓮「マジじゃん」
嬉しいけど怖いわってビビりな蓮くんは健在。
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作者名：baby | 作成日時：2020年5月28日 9時
