まるで門番 ページ12
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バスに揺られること数十分。
はるか先にあったNRCが、今は目の前にある。学校というよりか、一つの城のような建物を目の前にして圧倒される。
「これが学校なのか…」
海の小さな世界とは違うんだなとAは感じた。Aはさっそく学校に入ろうと門をくぐろうとしたが、
「バッガール。ここは男子校だ。生徒の血縁者でもないガールが何の用だ？」
そう言いながら正面からやって来たのは、格好が白と黒で統一されたエレガントな男性だった。ここの教師なのだろう。Aが学校関係者でないことはお見通しのようだった。Aはなかなかのハンサムな顔を見て、思わず見惚れて言葉を失っていたが、
「実はお会いしたい方がいまして…」
「アポイントメントは取ったか？」
「…取っていません」
確かにそうだ。先に尋ねると電話の一本でもしておくべきだった。もしかしたら、もう中に入れてもらえないかもしれない。そうAは思って後悔していたが、
「会いたい生徒は誰だ？」
「実は、自分でも分からないんです」
Aがそう言うと、教師はますます怪訝な顔をした。Aはまずいと思い、自分がどうしてNRCに来たのか、王子様との出会いを含めて話した。…もちろん、話を美化したのだが。
「私は人魚なのですが、浜辺でこちらの生徒の方に命を救われました。お礼を伝えに来たのですが、覚えているのは声だけで誰なのか分からないんです」
流石に、生徒に恋心を抱いたので会いに来ました！なんて、ただのストーカーだから言えるわけがない。Aのしている行動はほぼストーカーのようなものかもしれないが。
「…仕方ない。それなら入れてやろう。だが、生徒探しは手伝わない。自分で探せ」
「…！！ありがとうございます！」
教師はしばらく考えた後、そう言った。厳しい剣幕だったので、正直もうダメかと思ったが、粋な計らいで入ることができた。
しかし、大変なのはこれからである。全く知り合いもおらず、これから男子だらけのハイスクールに入るわけなのだから。
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さーも(プロフ) - 巫香渚さん» バースデーは比較的来てくれるような気もしますけど推しになるとこないですよね笑ギリギリまで頑張ってください！！ (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 3e0f107a18 (このIDを非表示/違反報告)
巫香渚(プロフ) - おじたんが二十連で…！羨ましいです。私も二十連したのですが、来てくれませんでした．8月1日まで粘るつもりです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 254cdf7334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーも | 作成日時：2021年7月2日 21時
