この物語は ページ5
偽って、偽って
私は敵国の彼らに本名はあかしていない
そんな自分の本当の名前も使わない私を彼らは、信用してしまう
私はいつの間にか暗闇のなかにいた
なにもないしなにも聞こえない
すると青白いスポットライトがさしこんだ
私ではなく違う誰かに
それは、遠回しに、でも確実に
そう私が殺してきた方々だった
そこには前回の国にいたレベッカや他の国にもいた心優しき人達
なにも言わない喋らない、無言で私を見つめている、まるで糸の切れた人形のようだ
そして血塗れだった
『おや、皆さん何かごようで？』
『それにしても私は酷い、夢の中でも貴方達をこんな姿にしてしまうなんて』
私は自分から近づく、
『忘れはしません、貴方達の死に顔は』
『しかし、貴方達はやはりこちらがお似合いだ』
ﾊﾟﾁﾝッ
すると、青白いスポットライトは一気に明るいものに変わった
血は消え、アザも消え、生きてた頃のあの人達がいた
しかし所詮死んだ者、ただの綺麗な人形に戻っただけだ
まったく、
心の中ではもう割りきったつもりだったのに
やはり何処かで私は逃げて、悩んで、考えないような気持ちをもっていたのかもしれない
『忘れません、絶対に、ただ私は後悔はしていません
けれど私は貴方達の事が大好きです』
全てしょって背負って生きる
どんな罪でも受け入れる事が一流
後悔しないのかって？そんなの覚悟していた、我々国をでたあの時から
これは私が後悔する物語なんかじゃない
私が陽気に前を進む、そんな物語だ
ドロドロな感情に足を引っ張られ気に悩むそんな話じゃないんです。
これは何かを成し遂げるには大きな犠牲がつきものというサイドストーリーなんです
『だから、私は、今を生きて、前に進むんです』
前にいるのは人形のように虚ろな瞳をもつ私が殺してきた人達
いや、もうこれは人形といっていいだろう
そんな人形にしたのは私だ
しかしそれでも私は前に進むんです
だって私はA·モカレーー
「シュタイン！！」
『！』
突然の大きな声で目が覚めた
「いつまで寝てんだコノヤロー、ほらッ仕事だ仕事！」
そう言って何の説明も無しに書類を投げつけられてあの馬鹿は部屋から出ていった
『はぁ、部屋に勝手に入ってきてしかも書類を投げつけるなんてクズじゃねぇか、それにこれアイツがやる仕事だろぉ？！』
おや、ｺﾞﾎﾝ、言葉使いが乱れました
シュタイン・ログハート→←なにかを成し遂げるのに犠牲はつきもの
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ららら - 更新いつまでも待ってます。 (9月5日 21時) (
レス) @page11 id: a3ec129013 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！ (2021年1月18日 21時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - 頑張って下さい！そして続き待ってます！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 叶(プロフ) - 把握です！(誰やねんお前) (2020年5月16日 16時) (レス) id: 3cdd924580 (このIDを非表示/違反報告)
のうみそぽっぷこーん - 非ログ民ですが、読ませていただきました。とっても面白くて好みです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月14日 22時) (レス) id: ad30d81386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グレイ | 作成日時：2020年5月10日 19時
