検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:8,710 hit

四愛 ページ6

「ただいまー、、、」


真新しい家の玄関を開けてそうつぶやく。


そしてそっとリビングを通って階段を登っていけばある扉の前にたどり着いた。


一呼吸置いてから、声をかける。


「真白ただいま。入っていいか?」


「、、、うん。いいよ」


扉が開けられて、俺の最愛の人があらわれた。



「おかえりなさい、お姉ちゃん」



にこっと笑って出てきたのは俺の妹。



栗色の長い髪に優し気な目元。控えめに言って可愛い。ハッキリ言うと最高。



これで性格もいいんだから文句のつけどころはないだろう。



いや、文句なんてないし、あるはずもないけどな。



「お姉ちゃん、学校どうだった、、、?」



「え、学校、、、?あ、あー、よかったよ。面白い人が多かったかな」




うん、嘘はついてないぞ。嘘は。




「そっか。真白はね、楽しかったよ」




「そうかー。それはよかった」



その後も友達ができたとか、先生が面白かったとかいろいろと話した。



真白は人見知りするほうだから心配してたけどいい仲間がいるようでよかったよ。



「お姉ちゃんも友達できた?」



「、、、うん。できたできた!たくさんできたよ」



、、、そして意外と鋭いんだよなぁ。



「そう、よかったぁ、、、」



嬉しそうな姿に少し心が痛んだけどアイツらのことは真白には秘密にしておきたい。



あんな刺激の激しい奴らに会わせてもし、変なことを覚えたらどうするかなぁ、、、



たぶんしばらく寝込むぞ、俺。

五愛→←三愛



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スイカ | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2016年8月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。