Emptiness behind the smile . 2 “名探偵コナン” “トリップ”

(３９)：Singles party ページ9

「え、合コン？」




帝丹高校に転入し、半年の月日が経った。
そこそこ仲の良い友達？もでき、 学校生活もそこそこ慣れてきた。
そんなとある日、私は特に関わりの無いクラスメイトに話しかけられていた。
このクラスには派手系と陰キャ系、その中間のグループがあり、私はその中間のグループにいた。
合コンの話を持ちかけてきた彼女達は、派手系のグループで、結構他校にも名が知れ渡っている。




「そうそう！えみりん可愛いからさ、相手も結構イケメン揃いらしいから、来て欲しいなって！」



「そうなんだ！へへ、有難う、嬉しいな…」



「ぎゃんかわ！！でね、その合コンが来週にある訳。もし行けたら教えて！」




彼女達はそう言って、私の席を離れた。
合コン……だと？？
確か、私はその日の予定は特に無かった筈だ。
だがおかし、違う、だがしかし。
万が一任務が入った場合！！！！！！
そう考えると彼女達の誘いを断ることになる…
だが、折角私のこの美貌に魅入られて誘ってくれたのだ。それはとても良心が痛む………




「ベルモットに相談しよう…」




困った時は女の味方、ベルモットに相談しましょ、そうしましょ。
それが妥当(だとう)だろう。
それよりも、あのえみりんとはなんだ、可愛いじゃないか。
私のクラスメイトには、殆どの人にあだ名がついており、１番驚いたのが、春菜 心乃(はるな ここの)さんの“すーこ”と言うあだ名だった。
由来は、春のspringの“s”と心乃(ここの)の“こ”を取って、すーこ、だそうだ。
本人は結構気に入っているらしい……。
少々ネーミングセンスを疑うが…

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