(40):Singles party 2 ページ10
「ね、ベルモット」
「なによ」
「クラスメイトに、合コンに誘われたのよ」
「
“それとも…”と、言葉を付け加え、頬杖をついたまま、ずい、と私の方へ顔を近づけ、妖艶に笑ってみせる彼女。
“いるのかしら…?”と、親指を立てた彼女。
その爪には、赤いネイルが施されていた。
私は鼻をフン、と鳴らし、やめてよ、と彼女の顔に手を近づけて遠ざけた。
「そういう訳じゃないのよ……。恋人が居て、事故で入院してる、って話にしてるのよ…」
「なら、消せばいいのよ」
「……そうなんだけど………。色々とプランが必要なのよね…」
「ちょっと悲しい顔して何日か学校を休めばいいのよ」
「…そうね。どうせ学生だし、気付かれないわよね……」
何に気を張っていたのだか。相手は頭の弱い高校生。
そんなこと、バレもしないし、探る頭もない。
簡単じゃん…
「さて、その時のために服を買いに行かなくちゃね。いつなの?」
「来週。でも、ベルモットは明後日に
張り切り始めるベルモット。
だが、彼女は明後日にはアメリカに戻るのだ。
“何言ってるの、明日行くのよ”と彼女はさも当然かのように言った。
「良いんだけど、私に予定があったらどうするのよ…」
「
「こっわ…。どうせ、あの担任からでしょ?」
「
元気良く言われても困るのだが…
私は呆れ顔で態とらしくため息を吐いてみせた。
全く、油断できない。
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A - 何がしたいのかいまいちわからない。組織を壊滅したいとか言ってる割には ムカついたからクラスメイト殺します。とかやってること犯罪者だし、思考がガキ。読んでてただただ主人公に嫌気がさしました。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - うららkさん» 有難うございます!ご期待に添えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年2月17日 16時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - とても面白かったよ!更新頑張ってね(^ω^) (2017年2月17日 15時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2017年2月14日 18時