幼馴染に会いに行ったら求婚された

久しぶり ページ4

「ひ、久しぶり

…えっと、じゃあ、私帰るね、トーマに会えたし……トーマ？」


私が再び歩き出そうとすると、トーマに止められた



「稲妻を見ていかないのかい？案内するよ

ほら、その様子だと何も食べてないだろ？美味しい店を知ってるんだ、だから……」


「そんなのいいよ、トーマは仕事あるでしょ？

トーマに迷惑かけるために来た訳じゃないから、ね？」


私は言い聞かせるように言い、再びトーマに背を向けて歩き出した



ぎゅ


「……へ、トーマ…？」


誰が想像するだろう

久しぶりに会った幼馴染にバックハグされた



「実はここに来る前、休みを貰ったんだ

だから今日の予定は何もないよ」


「で、でも……

…その前に離して、恥ずかしい……」



「じゃあ、オレに案内させてよ

久しぶりにあったんだ、退屈はさせないよ」


トーマはより一層力を込めて私を抱き締めた



「わ、わかった、一緒に行くから、早く離して……！」


周りの視線が痛い……！！

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