[ポケ松］アローラのポケモン少女 (ページ33)

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アローラ24 ページ33

A「それに………」
イ(それに、何だ？)
A「今は人間が私の力を知られたからね。人間とまた、距離を避けるしかない。また、月輪の神殿で暮らすハメになるけど、イベルタルはどう？」
イ(……………、その前に皆の意見を聞けよ。)
A「だね。皆、出ておいで。大切な話があるから。」
Aはいくつかのボールを投げ、伝説ポケモンを出した。
伝説ポケモン達(？)
A「皆、また月輪の神殿で暮らすことになったの…………。人間が私の力を知ってしまった……、だから人間との距離を置くの。」
ギ(良いのか、それで。)
ギラティナはAの言葉に目をピクリと動かし聞く。だが、Aの表情は暗く、本当は離れたくないんだなとギラティナは感じた。
話している時、声が震えていた…………そんな感じがして、ギラティナは自分の身体をそっとAに寄る。
A「…………、ギラティナは反対なの？」
ギ(いや、A自体が反対だろう。声が震えていたし、それに………新しい友達も出来たばかりで直ぐに距離を置くとは本当は嫌なんだろう。)
ギラティナの言葉でAは涙を流す。本当は離れたくない…………、そんな気持ちをただただ抑えていただけで、サトシ達との距離をまた置く事になると知っていた。
ディアルガ通称ディ(我々もAの新しい友達が出来た事はギラティナから聞いている。だけど、また距離を置いたら………二度と会えなくなる、そんな気持ちを抑えていいのか？)
ディアルガはギラティナと同意見を言った。
その言葉に他の伝説ポケモン達が頷く。
でも、Aは涙を拭い、空を見上げる。
A「じゃあ、帰るか……………。」
Aの一言で伝説ポケモン達は戸惑う。Aはもう運命から逃れられないとそう悟ったからだ。そして、A達は月輪の神殿に戻った。