とある幹部 ページ16
だ い じょ う ぶ か よ 、 ア イ ツ
樋口が任務で入った洋食屋が美味しかったとか言って芥川を連れていこうとしてたのでついて来た俺、中原中也は
よくわからん、突然行動する、情緒不安定女子と会っていた
「おら、まだ食べろ」
「……ありがとうございます」
細い樋口と芥川2人に飯を食べさせながら俺は彼奴のことを考える
俺もここには任務で短期出張という形で来たからあまりこの土地を知らない
一応ここにいてる異能力者はだいたい覚えてきたが、彼奴が俺と同じように来た異能力者なら意味が無い
あ、目あった
……可愛い、な
「すみません」
気を紛らわすために店員さんを呼びパフェを追加する
ヤバいヤバい可愛い
何だよ彼奴、絶世の美女って彼奴だろ
いや、天使?女神?
あ、わかった
天女だろ
と、この0.2秒間IQがぶっ飛んでしまった幹部だった
……中 原 中 也 と目 が あっ た !!
この1マス空け?使い過ぎだって言ったそこの方々
お詫び致します、すみません
「はぁ、何あれ」
カッコよすぎんだろ
あの顔だったらチビもクソも無いわ
というか、思うんだけど身長160ってチビじゃ無くね?
他の人たちが高すぎるんだって
私の前世158.8よ
取り敢えず0.2cm欲しいと願ったあの夏を忘れない
ちなみに目が合う前に注文しまして
『ハンバーグ』にした
ステーキよりもハンバーグ派で凄くお肉が食べたかったのでハンバーグにしました
ビーフシチューとも迷った
「こちらハンバーグです」
鉄板の上で少しテカりながらジュウジュウいっているハンバーグはとっても美味しそうで
さっきまで悩んでいたマフィアとの遭遇も全部頭の中から消え去った
よし、と意気込んでからナイフをハンバーグに入刀する
流れ出した肉汁は美味しさを表していて
飛んだ肉汁は付け合せの野菜を光輝かせた
はぇ〜、柔らけ
この肉汁堪んねぇ
リピ確定
お腹がいっぱいになり頭も落ち着いたところでもう一度考えた
このマフィアとの遭遇について
偶然か必然か
その何方もが私には有り得る
何故ならここの主人公の定義の問題があるから
つまり、このお話が二次創作的な何かで転生した私が主人公だとすると物語的強制力でマフィアと出会うのも有り得る
でも、ここが中島敦を主人公とする文ストの世界なら私はイレギュラー、バグ、モブ、という事になる
偶然、必然で表していいのかと感じてしまうほど難しい話だ
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らめ - すごくおもしろいです!更新頑張ってください! (2022年8月21日 17時) (レス) @page27 id: 3e07fe25ad (このIDを非表示/違反報告)
銀砂売り子 - 面白い!更新楽しみにしてます! (2022年8月9日 16時) (レス) id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
らて(プロフ) - 応援してます…!!更新頑張ってください!!! (2022年6月27日 17時) (レス) id: 660b9f6742 (このIDを非表示/違反報告)
らて(プロフ) - 文才がっ!!!凄すぎる…ありがとうございます…!!ううう…出来れば太宰さんと復縁太宰さんと復縁…((((( (2022年6月27日 17時) (レス) @page26 id: 660b9f6742 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 応援してます。身体に気を付けてください‼️ (2022年6月27日 15時) (レス) @page26 id: 619a2678be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポン酢 | 作成日時:2021年3月10日 22時