#１３ ページ13
＊
『泰志、！』
泰志「A？今帰りか？」
『うん。…この方、会社の人？』
泰志「あぁ、事務の人。飲みすぎで潰れたから、方向が同じ俺が送る事んなった。」
〈んん〜…泰志くん、この女誰〜？〉ｷﾞｭｯ
『！』
泰志「俺の彼女です。」
〈へぇ……〉
『…はじめまして。気分は大丈夫ですか？』
〈んー…ふふ、知らなーい〉
『…とりあえず泰志、私の傘使って。それじゃ小さいから。』
泰志「おう、ありがと。」
小田島「Aちゃん、」
泰志「！」
『小田島…』
〈えっ、ちょっと！イケメンじゃん！〉
小田島「…ふふ、どーもー。オネーサン、家どこ？オレ送ってくよ。」
『！』
〈えっとねー、〇〇ってとこ！〉
小田島「ん、了解〜。…じゃあ、そういう事で。お2人さん、またね」
『小田島…いいの？』
小田島「いーの。Aちゃんの悲しそうな顔、見てらんないし。」ﾆｺ
泰志「…」
『ありがとう、またね。』
小田島「またね〜」
.
小田島を見送ると、何となく気まずい空気が流れる。
.
『とりあえず…帰ろっか。』
泰志「おう。」
.
泰志から香る、いつもとは違う 甘い香水の匂い。
.
会社の人だから仕方ないのに、
嫉妬やらで涙が溢れそうだった。
.
.
ｶﾞﾁｬｯ
.
『ただい… ｷﾞｭｯ
泰志「…悪かった。」
『ん……今はヤダ。』
泰志「！」
『ごめんね、会社の人だから仕方ないって分かってるんだけど…あの人の匂いがする泰志、ヤダ。』
泰志「……風呂入ってくる。」
『うん、』
＊
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愁(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。期間が空いてしまい申し訳ないです、更新頑張ります。m(_ _)m (11月22日 17時) (
レス) id: f769e44c11 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 初めまして。コメント失礼致します。泰志のお話をずっと探していて、とても素敵なお話で一気に読んじゃいました！私生活等いろいろあるとは思いますが、また更新があること願っております。頑張ってください！ (10月29日 23時) (レス) @page30 id: 4aa1b7628d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁
| 作成日時：2023年6月22日 19時
