つばさと感情の石達第三章 (ページ6)

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ロケット団 2 ページ6

つ「大丈夫……」
そう言い続けてなんとかアブソルの精神を繋いだ。メガシンカで強行突破も考えていたが……
アブ「はぁ……はぁ……」
つ(この状態でメガシンカは無理だね……)
となれば、待つしかない。
助けを。
すると、私の図鑑がセレナからのメールを受け取っていた。
書いてある内容は
＜つばさちゃん無事！？そっちから脱出できそう！？＞
というものだった。
私は返信した。
＜ダメです！アブソルが閉所恐怖症でメガシンカさせられません！！それに、もうだいぶ限界みたいで……こっちからの脱出は無理です！＞
取り敢えず連絡手段があるだけマシである。
つ「……アブソル、目を瞑るのは怖い？」
こくりと頷いた。
そして、私にそっと体重をかける。
つ(追い込まれてるわね……)
つ「大丈夫、私はここに居る。……怖かったら私の存在を確かめてから目を瞑って……それなら安心出来るでしょ？」
アブ「つばさ……頼む……行かないでくれ……」
私はゆっくりとアブソルをさすった。
つ「大丈夫……私はここにいる。
安心して。……ずっと声をかけてるから。
ゆっくりでいい。……目を閉じて」
そして、しばらくの間声をかけ続けるといつの間にか目を閉じていた。
ねむっているようだ。
私は自分の存在を分からせるために撫でる手だけはやめなかった。
と、その時。
コジ「お前、まだ大人しく居たんだな」
ロケット団の1人がいた。
つ「何しに来たんですか？」
睨みつけながら言った。
コジ「逃げてないかの確認さ」
そして、ポケットから機械を取り出して、ボタンを押す。
すると、
''ガコン''と音がして面積が小さくなった。
しかも、その音でアブソルが起きてしまった。
私はぎゅっとアブソルを抱きしめる。
そして、手で目を隠した。
つ「大丈夫。これは私の手だから……私が居るから」
ぎゅっと抱きしめていると、アブソルの心臓の鼓動が異常に速いことがわかる。
と、その時。
？「避けてぇぇぇぇぇっ！！」
と、聞き覚えのある声が。
私は少し場所を移動した後、衝撃に備えシールドを張った。
そして、爆発音がして、その方向を見る。
そこには昨日私が手当したリオルがいた。
リオ「あ、昨日の人達じゃないか！
取り敢えず助けに来たよ！！ここから出よ！」
つ「アブソル、立てる？」
アブ「あ…ああ。なんとか……」
私達はそこから脱出。あいつらはサトシさんがコテンパンにしてくれたようでそこにはいなかった。
そして、お礼という事で私はリオルをゲットすることが出来た。