つばさと感情の石達第三章 (ページ47)

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人格ページ47

アブソルside

アブ「今つばさの声が……！？」
すると、空からヤヤコマたちが。
ヤヤ「アブソル、つばさちゃん見つけたよ！」
トゲ「この先の少し開けたところだぞ！！」
アブ「二匹とも案内たのむ！」
俺はトゲキッスの後につく。
数分後に、そこにあった。
つ「アブソル……お願い…助けて……」
そこに居たのは涙で顔がぐしゃぐしゃになって薙刀を首に当てているつばさだった。
アブ「つばさ！？何やってんだよ！？」
つ「わかんない……！身体が勝手に動くの………
アブソル……この薙刀…はたきおとして………っ！」
アブ「！？そんなことしたら…！！」
つ「い…いから早く……っ！！！」
そんなことして刃がつばさに当たったら………
アブ「自分で離したりは……」
つ「出来てたら……とっくにしてる……！！」
俺は覚悟を決めた。
つばさに向かって飛びかかった。
つばさは目をつぶっている。
そして、……………
カラカラカラ………と音がして、薙刀が落ちる。
つ「はぁ……はぁ…………はぁ…………はぁっ…」
アブ「つばさ………………」
俺はぐったりとしているつばさのそばによる。
つ「あ……アブソルぅ…………」
泣きそうな顔をしてこちらを見る。
……いや、まぁ泣いてるか。
つ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ！！」
つばさはそうして俺に抱きついた。
アブ「な、言った通りになっただろう？」
俺はそう言ってつばさを落ち着かせようとしたが、落ち着かない。
つ「ごめんアブソル…！！私は……私は………」
アブ「それ以上自分を攻めるな……攻めたところで長所は無い」
私は泣きつつも驚いた顔をした後、
つ「うん……そう……だね…」
と言った。
アブ「……んで、またどうせ1週間くらい寝てないとか言い出すんだろ？」
つ「え……」(図星)
アブ「とりあえず今からでも遅くないから寝ろ」
多分1晩たては多少は落ち着くだろ。
多分だがな。
つ「うん……ありがとう」
つばさはそのままふっと目を閉じた途端に倒れた。