お味はいかがか ページ15
『どーだ、私のハヤシライスとだし巻きは。』
忍田「だし巻き形悪いです。」
『あー言えばこー言うなお前…。』
あのあと、買い物のために真史にもらっておいたお金で足りない材料を買い足した。
セールに間に合ってよかった。おかげですこしお釣りに余裕ができた。
忍田「ハヤシライスは昔から味変わってませんね。」
『そりゃ、ルウを使ってるからね。…仕事は？』
忍田「城戸司令の命令によって持って帰りました。
なんて事してくれるんですか。これじゃあただ働きですよ。」
『アンタ、目のクマが酷すぎるからね。ガン飛ばしてるみたいに見えるんだよ。
ある程度の仕事なら手伝えるからあんたは指示してくれればいいさ。』
忍田「本当にできますか？」
『当たり前だ。前世でも書類仕事ほとんど私だったからね。』
数十年のキャリアなめんじゃないよ。やんちゃ小僧が。
忍田「そう言うAさんはどうなんですか？勉強の方は。」
『お前が帰ってくる前に中学生の範囲は終わった。』
覚えていれば飛ばせる部分もあったからな。楽なもんさ。
でもすこしきつかったな。これで編入試験受けるのだから、高校生3年までは完璧にしておかないと。
忍田「大学って行かれてましたっけ。」
『学費がなかったから行かなかったね。すぐ就職したさ。』
忍田「なら、なぜボーダーに？」
『今聞くのか。遅すぎるぞ。まぁ、手っ取り早く言えば、
早く独立したかったから、家族から離れる仕事を探してたのさ。ただそれだけ。』
忍田「へぇ。」
カッカッとスプーンを皿に擦り付け、残ったルウや米粒を残さず食べた真史。
パンっ！と手を合わせ、無言で片付けに入る。それに合わせ、私も仕事を捗らせるためコーヒーを入れる事にした。
『そういや、学費はどうするんだ？』
忍田「私が言い出した事ですから、全額私です。」
『ならバイト探そう。』
忍田「ダメです。許可しません。」
『お前は私の保護者か。』
忍田「今はそんなもんです。食事の用意と掃除をしてくれていれば、学費分働いているようなものです。
それに、もうすでに正隊員なんです。け…太刀川隊員を倒したのであれば、すぐにA級に上り詰めるでしょう。」
『それもそうだな。…自分の弟子は名前呼びでもいいんだぞ？』
忍田「…そうします。」
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うら - カメレオンって他のやつと同時並行で使えないんじゃ。三雲vs風間で三雲がそう言ってませんでしたか？ (2020年12月3日 10時) (
レス) id: f4a2e49bc1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年1月30日 13時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 面白いです！更新、頑張ってくださいね！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 60ccabee17 (このIDを非表示/違反報告)
ディア - めちゃくちゃ好きです！！更新頑張って下さい！！ (2020年1月12日 23時) (レス) id: f4badc1d91 (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰っておいしいよね(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！そう言ってくれると幸いです！ (2020年1月8日 23時) (レス) id: d7a61f0ac1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃の缶詰っておいしいよね | 作成日時：2019年12月31日 17時
