＿＿イレギュラーな思い出を君と【反応集&短編集】

私じゃ駄目みたい　【青】　短編 ページ18

えー…
また暗めな感じのお話です。
あっ、でもハッピーエンドにしようとは思ってます！

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一昨日、クラスの子に頭から汚い水をかけられた

昨日、クラスの子に教科書を捨てられた

今日、クラスの子にお弁当を捨てられた

それでも、彼の前では


『全然大丈夫！転んでバケツ頭から被っちゃった…w』

『教科書忘れたの！机の上に置きっぱにしちゃってた〜』

『あ〜…今日お弁当忘れたんだよね。購買行ってくるから待ってて！』


平気なふりをする


「ほんまに大丈夫なん？」

「しゃーなしな！俺が見せたるよ！」

「俺も一緒に行くっ！」


彼は毎日心配してくれる





明日はどんな嫌がらせをされるんだろう怖くて学校に行きたくない

でも、彼と会えるのは学校だから

毎朝重い足を引きずって家を出る


『はぁ…もうやだな、』

ため息も弱音も誰にも聞こえることなく、空気に溶けていく

何故、私ばかりこんな思いをしないといけないのだろう











「アンタがいふくんなんかと釣り合うわけないでしょw」

「さっさと別れてくれる？迷惑なんだけど」

「アンタみたいなたいして可愛くもないやつがなんでいふ先輩と付き合えるわけ？」

「ブスが調子乗ってんじゃねーよwww」




いろんな罵詈雑言を投げつけられ、暴力をふるわれる

あれ？よく考えると、私いふくんと付き合ってるからいじめられてる？

、そんなくだらない理由なんかには負けたくないなぁ…

それからも私は毎日学校に行った

いじめっ子たちに逆らうように



















…それでも、私が見て見ぬふりをしていた心の傷は治ることを知らなくて、どんどん悪化していった

もう我慢出来なかった


いふくんと別れよう。そう思った



けれど、やっぱり彼のことがまだ大好きで…

だから私は、"いふくんに嫌われることにした"

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