【第五人格】今日から居候されます。2

14.連休明けたので ページ14

午前8時。

「冷蔵庫に食料はいっぱいあるし、あと作り置きもしてるからレンジで温めて食べられるからね。電気は使わない時は必ず消すこと。火の元も要注意。あと、もし雨降ったら2階の窓閉めてね。大丈夫だと思うけど。あ、それから、」

「待て待て、何の話をしてんだよ。」



次々と起床してリビングにやってきた男共と朝食を摂っている。

といっても、例のごとくイソップとマイクはまだ夢の中で、食卓を囲んでいるのは私とノートンとイライとナワーブ。

早々に食事を終え食器を重ねながら話す私にナワーブが口を挟む。

「言ったでしょ。私今日から仕事に行かなきゃいけないの。暇だと思うし申し訳ないけど留守番しててね。」

「……そうだったな。」

間を置いて応える彼は、私が仕事に行くことをすっかり忘れていたようだ。

「なるべく早く帰るようにするから、取り敢えず平和に過ごしてね…。ま、しっかり者のイライがいるから大丈夫よね。」

そう言って視線を向けると、イライはにこりと笑って返す。

うん、安心感。






「気を付けてね。」

「うん、ありがと。」

「無理はしないようにね。」

「大丈夫。もう元気いっぱいだから！」

「早く帰ってこいよ。」

「ふふ、はいはい。」



玄関で3人に見送られ、私は家を出た。


こんなの久しぶりでなんか嬉しいな。





(よし、頑張ろ！)

15.出勤→←13.そして

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す