23.約束 ページ23
轟side
「あ、いた！轟くん！」
下校中の事だった。
背後から名前を呼ばれ振り返ると、同じクラスの水瀬Aが駆け寄ってきた。
「昨日は本当にありがとうね。」
昨日…、一瞬考えてからあの体育館倉庫での出来事が蘇り、ああ、と納得する。
「体はもういいのか。」
「うん、すっかり元気になったよ。」
「それで、お礼がしたくて。」と続ける水瀬に俺は首を横に振った。
「礼をされるようなことはしてねえ。」
水瀬を助けたのは緑谷だ。
あの時、体育館倉庫の扉を開いて真っ先に水瀬に目を止め、迅速な対応で看病までしてやっていた。
あの時の緑谷の焦りようは凄かった。
そういえば二人は以前から仲が良かったな…。
「そんな事ないよ！轟くんが一緒にいてくれなかったらきっと大変なことになってたから…。
轟くんが良ければ、なんだけど、今度の休みに緑谷くんと3人でお昼食べに行かない？勿論お代は僕がもつよ。」
どうかな、とどこか目を輝かせながら聞いてくる水瀬に勿論断る理由もなく。
「分かった。予定空けておく。」
「…！！ありがと！それじゃ、また連絡するね。」
水瀬は元気よく手を振ると何か急ぎの用事があるのかすぐに背を向け走り去って行った。
アイツあんな社交的だったっけか…。
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いくらちゃん。(プロフ) - 小桜さん» めちゃくちゃ嬉しいです！！励みになります…。コメントありがとうございます！ (2021年9月15日 19時) (
レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 男装女子とか超好みです！頑張って下さい！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - ラヴァンさん» うう゛っ、滅茶苦茶嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年8月16日 16時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァン(プロフ) - いっぱいちゅき… (2021年8月16日 13時) (レス) id: 147aa62bad (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - R_yomoyaさん» 夢主ちゃんが魅力的なことには気付いたけど、女の子ということには気付かない峰田くんでした…笑 (2021年8月14日 17時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくらちゃん。 | 作成日時：2021年8月10日 12時
