22.ハンドタオル ページ22
爆豪side
「爆豪くん。」
放課後、鞄を持ち早々に教室を出ようとする俺に背後から奴が駆け寄ってきた。
「これ、昨日返すつもりだったんだけど色々あって返せなくて、ごめんね。貸してくれてありがとう。」
そう言って取りだしたのはあの大雨の日、俺が貸したハンドタオル。
わざわざ小綺麗な袋に入れられたそれを黙って受け取ると、そいつは「それで、お礼をしたくて…」と続けた。
「いらねえ。」
「いやでもそれじゃ僕の気が休まらないというか。」
「何回も言わすな。いらねえ。」
「じゃああの…暫く荷物係とか、パシリとかするから！」
荷物係？パシリ？
お前は俺をなんだと思ってんだ。
「いらねえっつってんだろ！ありがた迷惑だ。
…って勝手に帰ってんじゃねえ！！」
いつの間にやら目の前から姿を消していた奴は、見ればもう廊下の向こうへ走って行っていた。
「急いでるから！また明日！」だと。
マイペースにも程があんだろ。
「なになに、懐かれちゃった感じ？」
「死ね。」
「えなんで俺。」
様子を見ていたらしいアホ面に八つ当たりをしつつ、また面倒な奴に絡まれたものだと頭をかいた。
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いくらちゃん。(プロフ) - 小桜さん» めちゃくちゃ嬉しいです！！励みになります…。コメントありがとうございます！ (2021年9月15日 19時) (
レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 男装女子とか超好みです！頑張って下さい！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - ラヴァンさん» うう゛っ、滅茶苦茶嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年8月16日 16時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァン(プロフ) - いっぱいちゅき… (2021年8月16日 13時) (レス) id: 147aa62bad (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - R_yomoyaさん» 夢主ちゃんが魅力的なことには気付いたけど、女の子ということには気付かない峰田くんでした…笑 (2021年8月14日 17時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくらちゃん。 | 作成日時：2021年8月10日 12時
