検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:471 hit

生まれ変われたら happyend ページ6

兄ちゃんと父さんが、「バー」って所に出掛けたのを見計らって、

拳銃を持って物置(僕の部屋)へ行った。

「僕は要らない人間。産まれてこなきゃ良かった人間。それなら、もう死んでも、だーれも文句ないよね?」

物置で呟く。

??「いーや、文句あるぜ」

??「死んだら…駄目よ…」

「っ、誰!?」

後ろを振り返ると、1人の大人と、学生服?に身を包んだお姉さんがた。

「兄ちゃんと…」

お姉さん「わ、わた…し?」

お姉さんは肩で息をしている。

お姉さん「わたしは柊!柊Aよ!」

柊さん…?

「其れより…なんで僕が死のうとしたのを知ってるの?」

中也「其れは…」

柊「わたしの異能よ。【リトライ】って云って、未来で起こる事、わたしで止められるレベルの事が一回だけ判るの」

中也「文也、兄ちゃんと、柊で暮らそう?な?」

兄ちゃんは僕を抱きしめ乍ら云った。

ちらっと柊さんを見れば、コクリと頷いた。

柊「良いのよ、文也君。君は未だ甘えていい歳なの。自分の気持ちを云って御覧?」

甘えて良い?それなら…

「兄ちゃんと…柊さんと住みたい。」

中也「!嗚呼、暮らそう、俺らと。これからはずっと一緒だ!」

兄ちゃんは僕を抱く力を更に強めて、涙を流してそう云った。

柊「!中也さん、一寸文也君守ってて」

柊さんは何処かへ走っていった。

今、何故だかわからないが、眠たくなってきた。

中也「眠いか?」

「ん…」

ふわ、と体が浮いた感覚がした。
そうだった、兄ちゃんは重力を操るんだ。

兄ちゃんの鼓動が子守唄の様だった。

間違いだらけだけど、

「オヤスミナサイ」

中也「お休み、文也」

一方其の頃、柊は→←生まれ変われたら badend



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:文スト , 失敗作少女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:萩野千紗 | 作成日時:2023年12月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。