30、ごちゃごちゃした感情は言語化不可能!? ページ31
花巻に連絡を入れ、屋上へと向かいお弁当箱を開ける私たち。
「ねぇ、こんなこところで昼御飯食べてていいのかな…教えるとか言っちゃったのに。」
ふと不安になって咲良に問いかけてしまった。正常な判断が出来なくなりそうで、もう考えていたくないからなのか。
勉強している方がなにも考えなくていいんだよね。それって凄くラク。
「いいじゃん、別に。で、で何があったのー??」
咲良はいつも通りのトーンで私に問いかけてきた。
なんやかんやを咲良へと伝えました←
本当になんやかんやって便利だよね。
「はぁーーーー????なにそれ。国見はなんも分かってないわぁ。」
そうそう、なにそれなんですよ。なんでそんなに悩んで…ってえ???
咲良の答えは私の予想とはちがうことだった。
「…え??私のこと責めないの??めんどくさい〜とか」
自分で言葉にすると相当来るものだ。わかってはいるけど、私ってめんどくさいだろうな。
「まあ、めんどくさいよ??だけどさ、国見と千紗は付き合ってるわけでしょ?お互い好きで付き合ったんでしょ??でも仲良くしてる女がいてさ、大山にコクられたことが原因じゃないって気づいてるって…千紗のこと悩ませる気満々じゃん!?彼氏なら不安にさせんな、好きの一言くらい言えってもんでしょ。」
咲良は当たり前のことを言っているような顔をして、私の方を見た。
「ねぇ、国見のこと想像以上に好きになってるの気付いちゃって苦しいだけなんじゃないの??大山が悪い訳じゃない。その女の子はめんどくさそうだけど、これの理由になってない。ほれほれ、どうなの??」
私のことを見てくれる国見が大切で、大切で。いつのまにか…
「うん、多分すっごくすき。好きなの…!」
私の心からの声が聞けたと言わんばかりに晴れた表情をした咲良は、モヤが晴れたわたしの背中を押してきた。
「ほら、思い立ったら即行動!!見せつけてやれっ!」
うん、そう答えるのも惜しくて私は走り出していた。
31、ワンチャン咲良が王子様説!→←29、更新遅くてごめんなさいっっ(何度も言ってる)
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はちみつ檸檬 - 薊さん» ありがとうございます!テンポはやすぎるかな…?なんて悩んだりとかもするので、そういってもらえると嬉しいです! (2020年5月5日 13時) (レス) id: 830b650e57 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - この疾走感好きです (2020年5月5日 1時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ檸檬 | 作成日時:2019年6月29日 22時