目が覚めたら産屋敷邸だった件。

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貴方side




『嘴平さん！！この箱には手を出さないでください！！！』

｢ああ゛ん？？誰だおめぇ。｣

『最終選別で会ったじゃないですか！！』

｢…ああ、きんぱちか！！｣

『何なんですか誰ですかそれ！！』






そう言いながらも伊之助はジリジリとこちらに歩み寄る。








伊之助｢それにな、何言ってんだお前。その中には鬼がいるぞォ。わからねぇのか？」







『わかっています！！そんなの…！！


でもこの子には手を出しては行けないんですッ……！！』








箱を伊之助に渡さないために後ろに置き伊之助からの攻撃をただ避けてただ防御する。






もちろん攻撃しないのは御法度に触れる、というのがあるのだが、その前に

(『伊之助の綺麗な体に傷付けたくないッッッ！！！←』)






とヲタク心が燃えてしまうのだ。







ガッとかドガッという鈍い音が聞こえて正一君から小さな悲鳴が聞こえる。






(『大丈夫だよ、一応常中してる身だからね。』)






それでも内心ごめんね、と思いながら攻撃を流す。





伊之助｢てめぇ…！！最終選別の時もそうだったなァ…！ちょこまかうごきやがって！！｣





『っそれっはっ、嘴平さんが攻撃してくるからでしょう！

これは御法度ですよ！！』






それでも気にしないように｢あぁ？ごはっと…？何だソレ。｣と言いながら
攻撃してくる。







嫌気がさしたのか私の腕を伊之助が掴んだ。







『！』









伊之助｢いつまでも退かねぇんなら……




どっかいってろ！！！｣





そう言いながら投げ飛ばされる。








善逸から｢Aちゃん！！！｣と呼ばれたがしっかり受身は取っているので痛くも痒くもない。





その間にも善逸が間に入って箱を庇ってくれている。





「この箱に手出しはさせない。炭治郎の大切なものだ！！」






「鬼を連れている、そんなことは最初からわかってる！！」






「俺が……俺が、直接炭治郎に話を聞く。」







｢だからお前はッ……









引っ込んでろ！！！！｣









(『……あぁ…君ってやつは。』)






本当に強いやつだ。


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