目が覚めたら産屋敷邸だった件。

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御館様side



Aが目覚めなくなった。





目が覚めなくなった日、
違和感を覚えたのは
いつも朝早くから日々鍛錬しているのに、昼になっても起きることはなかった所から。








初めは疲れているのだろうか、
と考えたが、
習慣化している生活をこんなに乱れることはないことだ、
と判断し、夜になっても固く目を閉じたまま一向に目が覚めないので



これはおかしい、と思い医者を呼んだ。




医者「う〜ん…心臓も動いてますし、意識はあるようです。目立った外傷もないし昏睡状態という訳ではないようですが…｣






本当にただ眠っているだけのようです。






そう医者は言った。








医者に見てもらって1ヶ月、2ヶ月とたったが全く目が覚める気配がない。









あまね達も心配し、Aのことを不安そうにじっと見ていることが多くなった。









そこから1年、2年とたち、7年たったいまでも目が覚めない。









医者にも定期的に診てもらってはいるが、“眠っているだけ”しか言わなかった。







半年に１回行われる柱合会議で呪いが解かれたことが柱に分かってしまう。





そのことを説明するためにもAには前に出てもらおうと思っていたのだが……




初めは

“そのうち話すようにする” と引っ張っていたが、


7年も経つ今、もう誤魔化しは通用しない。





結局、Aが目を覚まさないので私たちだけで説明することになった。









初めこそみんな信じていないようだったが、
呪いが解かれている事実や、目も見えているよ、というと頬を緩まして｢良かった…｣と、
微笑んでくれた。









呪いが解かれたことが分ければ、どうして解くことができたのか、と問われるに決まっている。








意を決して話すことにした。









Aのことを＿＿＿＿＿







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



話の流れ早いですかね…ごめんなさい。



良ければ高評価お願いしまs((((

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