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__炭治郎を御求めの方へ__ ページ45

※短編です



『………』



 今俺と彼女のAは甘味処で甘味を食べているんだが……



不安そうな匂いがAからする。



どうしたんだろう?



炭「なぁA、さっきから不安そうにしてどうしたんだ?」



 俺がそう声を掛けただけで肩をびくつかせる。



大丈夫なんだろうか?



『炭治郎…助けて…!』



 そう言う彼女の目には涙が浮かんでいる。



俺が助けてあげるんだ!



炭「どうしたんだ?何処か痛いのか?それとも…」



 悪い夢でも見たのか?と声を掛けようとしたら重ねて彼女の口から言葉が放たれた。



『誰かにつけられてるの…鬼殺隊なのにこんなことで怯えて…駄目だよね』



 つけられてる…?



炭「そんなことない!Aは女の子だ、怯えて当然だ!」



『炭治郎…』



 俺が何とかしないと!Aをずっとこんな状態にしていられない!



炭「大丈夫だ、俺が居る。」



 そう言って俺はAの頭を撫でた。



炭「しばらくは一緒に行動しよう!それなら怖くないだろ?」



『うん!』



__5時間後__



『炭治郎が居ると安心する、ありがとう!』



 そう言って彼女は人懐っこい笑顔を向ける。



俺はこの笑顔を守りたい。



炭「そうか、それなら良かった!明日は9時に迎えに行くな」



『うん、また明日!』



 ガラガラと音をたて戸が閉まる。



炭「そこに居るのは誰だ。」



 そう言うと茂みから男が出てきた。



「お、お前こそ誰だ!」



炭「俺はAの彼氏だ!Aが怯えているだろう、辞めないか。」



 質問に答え注意をすると、男は見当違いなことを言い出した


「お、俺がAちゃんの彼氏だ!!お前にとやかく言われる筋合いは無い!!」



炭「女の子の嫌がることをするのは良くない!それに俺がAの彼氏だ!」



「お、お前にAが惚れる訳が無い!!」



ムカッ



炭「……つけまわすのを辞めないならこの腕を折るぞ。」



 そう言って俺は男の腕を掴んだ。



「や、やれるものならやれば良い!!」



バキッ、ボキッ



 宣言通り男の腕を折ったらあまりの痛さに気絶していた。



炭「!!あぁ、力を込め過ぎてしまった!どうしよう!!」



『(出るタイミング見失ったけどやり過ぎだよ…)』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 炭次郎、善逸、伊之助、その他 , 落ち未定   
作品ジャンル:恋愛
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ありま(プロフ) - 「近ずく」ではなく「近づく」が正しい語かと思います。ご確認ください。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: f98bd03ab1 (このIDを非表示/違反報告)
1775 - 花帆さん» コメントありがとうございます!お褒めの言葉を貰えるとは…!支えになります、ありがとうございます! (2019年8月31日 8時) (レス) id: c25ea08818 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎の短編面白かったです(*´ω`*)炭治郎がいてくれる安心感にきゅんとしました! (2019年8月30日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆで卵 | 作成日時:2019年8月10日 14時

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