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Aの後ろには赤髪の男の子──竈門 炭治郎──が居た。
一応名前を聞いた方が良いかなと思い、名前を聞いてみた。
「ねえ、君の名はなんていうの?俺は立花。立花A。」
「俺は竈門炭治郎だ。一緒に頑張ろうなA!」
「炭治郎... 良い名をつけて貰ったな、宜しく。」
炭治郎は『ああ、宜しくな!』と返事を返した。その時の笑顔を見て思った、この人はとても優しい人なんだと。
Aは育手と修行をすることで洞察力が優れていた、それもそうだろう。齢5歳にして呼吸を会得し3つのころから元、柱と修行を共にして来たのだから。
相手の表情や行動、仕草からどんな性格なのか大まかに分かるようになった。
「(炭治郎は優し”過ぎる“ だけど掌の様子からして決して弱くはないだろうな。)」
炭治郎の掌は豆が潰れ、皮が破け、傷だらけで酷い状態だった。だがそれが炭治郎の努力を物語っているのだろう。
「(まだまだ伸びしろがあるんじゃないかな...)」
鬼1「オイオイ、てめえは向こうに行け。俺がコイツらを喰う。」
鬼2「いや貴様が失せろ。」
「(いきなり二人か...)」
鬼1「俺の獲物だぞ!!」
鬼2「黙れ!!」
鬼1「先に殺った方が喰えばいいだろうが!!」
なんという醜い争いなのだろう。
人の命を軽々しく見て、殺して、何が楽しいのだろう。
いっそ滅んでしまえば良いのに。
Aは自分のそんな気持ちを無視するように刀を構えた。
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ありま(プロフ) - 「近ずく」ではなく「近づく」が正しい語かと思います。ご確認ください。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: f98bd03ab1 (このIDを非表示/違反報告)
1775 - 花帆さん» コメントありがとうございます!お褒めの言葉を貰えるとは…!支えになります、ありがとうございます! (2019年8月31日 8時) (レス) id: c25ea08818 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎の短編面白かったです(*´ω`*)炭治郎がいてくれる安心感にきゅんとしました! (2019年8月30日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆで卵 | 作成日時:2019年8月10日 14時