──人さらいの沼── ページ14
鷹の言う北西の町へやって来たA。
町を歩いて約5分程経った頃、大きな箱を担いでいる炭治郎を見つけた。
「炭治郎…？」
炭「！A！久しぶりだなぁ、Aも任務をしに来たのか？」
Aを見るなりパァァァっと太陽の様な笑顔を向ける炭治郎。
Aは「眩しい…」と思いながらも炭治郎からの問いに答えた。
「あぁ、鷹が教えてくれたんだ。今は情報を聞き出している最中でな」
Aは困った表情をしながら言った。
「やはり一人じゃ心細くてな… 同行させて貰っても良いかな？」
炭「あぁ、良いぞ！」
「ありがとう、心強いよ！」
Aが集めた情報を炭治郎と共有しようと思ったその瞬間。
女・1「ほら、和巳さんよ。可哀想に、やつれて…」
2「一緒にいた時に里子ちゃんがさらわれたから」
3「毎晩毎晩気味が悪い。」
2「あぁ、嫌だ。夜が来るとまた若い娘がさらわれる。」
「炭治郎。」
Aと炭治郎が目を合わせ走り出す。
炭「和巳さん！！」
「ちょっとお話を聞きたいのですが、いいですか？」
和「ここで里子さんは消えたんだ、信じて貰えないかもしれないが…」
炭「信じます！信じますよ！！信じる！！」
「俺も信じます！！」
Aと和巳さんが目を合わせる。
目を合わせた途端、和巳さんの記憶がAの頭に流れる。
───男「ふざけるな！！消えただと？貴様…っ」
女「あなたもうやめてください……」───
和「………」
「信じて貰えなかったんですね… 大丈夫、俺達は信じてますから。」
和「っ… あぁ」
「！ 炭治郎！！」
Aが炭治郎を呼ぶと同時に二人は一斉に走り出した。
和「どうしたんだ急に！！」
炭「匂いが濃くなった！！鬼が現れてる！！」
Aが和巳さんを抱え炭治郎に着いていく。
和巳は二人のあまりにもずば抜けた運動神経に困惑した。
Aが和巳さんを降ろすと同時に炭治郎が地面に刀を刺す。
？「ギャッ！！！」
炭治郎が刺した刀の周りにたちまち黒い沼が広がる。
ゴボゴボと音を立て若い女性が浮き上がる。
「炭治郎！こっちに来るんだ！！」
炭治郎がAの近くに来た途端、鬼が沼から姿を現す。
「和巳さん、女性を預けます。和巳さんは俺達から離れないで下さい。」
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ありま(プロフ) - 「近ずく」ではなく「近づく」が正しい語かと思います。ご確認ください。 (2020年1月12日 13時) (
レス) id: f98bd03ab1 (このIDを非表示/違反報告)
1775 - 花帆さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉を貰えるとは…！支えになります、ありがとうございます！ (2019年8月31日 8時) (レス) id: c25ea08818 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎の短編面白かったです(*´ω｀*)炭治郎がいてくれる安心感にきゅんとしました！ (2019年8月30日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆで卵 | 作成日時：2019年8月10日 14時
