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園田さんってほんと喋んないよね
転校何回もしてるらしいよ
えー、問題児ってことぉ？笑
ちょっと、やめなよ、聞こえちゃう笑
てか仲良くする気無さそうじゃん？
1人が好きなんだよ、話しかけるのやめよ笑
話しかけても暗いしなんかうざくない？
自分は他の人とは違うみたいなオーラ？笑
そうそう笑、まじあーゆー人苦手だわー。
A「っ………！」
A(なんだ、夢か、、、嫌な夢、)
忘れたいのに時々夢に出てくる。
転校を繰り返すうちに、別れが怖くなって
最初から1人でいた方が良いって思い始めてから
どこの学校に行っても私は周りから嫌われていた
感情を常に殺して、空気の様に過ごしてきた
A「学校、行きたくないな、」
昨日の私は何を期待したんだろうか。
奏くんの可愛い笑顔とあの明るさが素敵だった。
私にないものをたくさん持っている気がした。
A「はぁ、後から辛くなるだけだって、」
昨日よりさらに重たい脚を動かして学校に行く準備をする
A「行ってきます…」
学校までの道のりが昨日よりも長く感じる
A(あ、昨日奏くんに出会った場所…)
友達はつくらない。
そう決めたんだ。
あの子は私と正反対だし、クラスの人気者だ
私なんかと仲良くするような立場の人じゃない
今回の学校でも静かにただいるだけの人になる
A(どうせすぐ別れが来るよ。)
クラスの扉の前で深呼吸をし下を向きながらドアを開けた
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作者名：風船 | 作成日時：2020年12月29日 16時
