信じて良いよ (ページ3)

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？『あー！！！！さっきの！！！！』

教室に響き渡る大きな声にビクッとなった。

先生「こら松井、朝からうるさいぞ、園田がびっくりするだろう」

松井と呼ばれたその男の子は1番後ろの1番窓側に座っていて、これまた大きな声で、あっ！すみません！！と言いながら自分の口を押さえていた。

まさか、一緒のクラスだなんて聞いてない。

いやもちろん聞いてないのだが、もう話すこともないだろうと思っていたのでびっくりした。

先生「園田、軽く自己紹介だけしてくれ。」

A「あ、えっと、園田Aです、、よろしくお願いします、、」

先生「それだけでいいのか？じゃあ、園田の席は、、1番後ろの松井の隣で。さっき叫んでたうるさい奴の隣でごめんなー」

自己紹介と言われてもどうせ友達なんかできることもないし名前くらいしか言うことなんてない。

と思いながら1番後ろまで歩く私に聞こえてくるのは

松井『ちょっと先生ー！俺いつもはうるさくないですからー！』

という大きな声とクラスのみんなの笑い声だ。

A(あぁ、きっとあの子はクラスの中心的存在なんだろうな。)

そう思いながらその子の隣の席に座った。
まるで漫画じゃないか、再開して同じクラスで隣の席なんて。