学園生活51日目 ページ12
そんな時だった。私がジュースを飲んでひと段落していると声が聞こえてきた。男の声だろうか。そう思ってスルーしていたら肩を叩かれた。見れば日焼けした男性の二人がいた。
男「キミ、可愛いじゃん。俺らと遊ばね?暇してただろ?」
なんか嫌な予感するから断りを入れておこう。
知らない人には着いていっちゃダメってなーくんが言ってた。
癒菜「ごめんなさい。友達と来てるので無理なんです。」
男「いいじゃん。女でしょ?きみの友だち!」
いや、男なんですけどー!
女だから海水浴で一緒に遊ぶ友達はみんな女子だと思ってるのかな?例外もあるんだけど。
私は更に断ろうと口を開いた。
癒菜「いや、あの。私は友達と過ごすんでごめんなさい。」
男「なんだよ〜。つれねぇな。」
男「無理やりにでも連れてこうぜ。」
え。と思っていると強引に掴まれてしまった。
やっぱり男の人だし成人してるから振りほどけない。私が運動神経良くてもそれは変わらなかった。
さとみ「そこの人。俺の彼女になにしてくれてんの?」
男「なんだよ、彼氏持ちかよ。」
男の人たちは去っていった。
さと兄は不機嫌そうな顔をしていて話しかけにくい。そう思っているとさと兄は私の頭を撫でた。お礼を言う前に頭を撫でられてしまった。
癒菜「さ、さと兄?」
さとみ「大丈夫?なにもされてない?」
癒菜「うん、大丈夫だよ!ありがとう。」
さとみ「癒菜、誰かと一緒にいないとダメだろ?癒菜はただでさえ可愛いんだから。」
さと兄がよしよしと頭を撫でてくれる。
甘やかされている気分がした。私は甘えに乗ってさと兄に抱き着いた。
さと兄が優しく抱き締め返してくれた。
ジェル「お取り込み中のところ申し訳ないんやけど…」
声がする方向を見ればそこには莉犬くん、るぅとくん、ころちゃん、ジェルくん、なーくんがいた。
だがみんな怖い顔をしていた。さと兄が急いで私から離れてしまった。
すとぷり全員「説明しろぉぉぉぉぉ!!」
さとみ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ということでさと兄が連行されてしまいましたとさ!
ちゃんちゃん!
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作者名:キャラメルマキアート | 作者ホームページ:なし
作成日時:2020年4月18日 2時