天使な転校生ちゃんの学園生活２ (ページ2)

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学園生活４３日目ページ2

さと兄のお泊まりも終えた次の日。今日はゆっくりしようと思っていた。だけど莉犬くんとるぅとくん、ころちゃんが遊びに来た。
三人でいるところなんて久しぶりに見たなぁ…
そう思っていた。

ころん「マジで課題無理ぃ〜」

癒菜「まぁまぁころちゃん。頑張ろ？ね？」

ころん「癒菜と絡んでたい〜。」

そう言ってるころちゃん。真面目に勉強しているるぅとくんと莉犬くんはころちゃんをチラッと見ていた。
だけどすぐに勉強の方へと目線を向けていた。

癒菜「ころちゃん、終わったらなにかしてあげるから、ね？」

ころん「本当？」

癒菜「本当！」

ころん「頑張る！」

なんとか数時間後に課題が一括り終えた。
るぅとくんと莉犬くんも今日のノルマが達成されたのでゆっくりし始めていた。
ころちゃんは頑張ってやってたからちゃんとご褒美考えないと。

ころん「僕頑張ったよ？癒菜。」

癒菜「頑張ってたね！なにしてほしい？」

ころん「ん〜、ギューしてほしい！」

癒菜「ころちゃんぎゅー！」

ころん「わーい！」

四人で仲良く暮らしていると電話が鳴った。
固定電話の方だった。私が電話に出ると聞き覚えのある声が聞こえてきた。

医師「如月癒菜さんでしょうか？」

癒菜「はい、そうですが？」

医師「実はショウマさんが回復し、目を覚ましました。」

癒菜「本当ですか！？今すぐ会いに行っても？」

医師「ええ。彼もあなたに会いたがっていましたよ。」

そう言われたので私は電話を切った。
そして三人に外行くよ！説明は後でさせて！と言った。三人はなんだろうと思った感じで着いてきた。歩いている時に事情を話した。
今回るぅとくんと莉犬くんは私の兄と初の対面になる。

るぅと「お兄さんがいたんですね。」

莉犬「知らなかった…」

癒菜「ころちゃんは対面したことあると思うよ。」

ころん「イケメンだったよね！」

お見舞いのフルーツを買ってから病院内へ入った。兄の病室を開けてみるとそこには上半身を起こして読書を楽しんでいる見慣れた兄の姿だった。光が彼を照らして美しさを醸し出していた。

癒菜「お兄ちゃん？」

その人物はゆっくりこちらを見た。
優しいあの目線。それは紛れもなくお兄ちゃんのものであった。