同級生を甘やかしたい【呪術廻戦】 (ページ47)

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第四十四話ページ47

七「ここ最近の失踪者、変死者、「窓」による残穢の報告をまとめました。これである程度犯人のアジトが絞られます」

虎「おっし！！乗り込むか！！」

虎杖くんが気合を入れる

　『いや、まだまだ〝ある程度″だよ、七海さんが調査を続けてくれるから、虎杖くんは俺と別の仕事だ』

七「映画館にいた少年、吉野順平、彼は被害者と同じ学校の生徒だそうです」

　『映画館の監視カメラはスクリーンに続く通路だけだったんだけど、佇まいを見る限り吉野くんが呪詛師の可能性は低いと思ってた、けど被害者と関係があるとなると話が変わってきちゃうんだよねぇ～』

虎「ジュソシ？」

七「悪質な呪術師のことです」

七「手順は伊地知君と椿屋君に任せてあるので、3人で吉野順平の調査をお願いします」

虎「オス！！」

虎「そういや俺、伊地知さん以外の補助の人知らねぇや」

　『まぁ、虎杖君が生きてるって知ってるの潔高だけだから必然的にそうなるよねぇ～、それより虎杖君、早く準備しておいで』

虎「ウッス！！」

虎杖くんが出て行ったのを見て、潔高と一緒に振り返る

伊「ある程度ではなくもうわかってるんですよね？犯人の居場所」

七「勿論、犯人はその気になれば残穢なんて残さずに現場を立ち去れるハズです、私達はまた誘い込まれています。単身で乗り込むリスクと虎杖くんを連れて行くリスク、前者を選んだまでです。彼はまだ子供ですから」

　『てか、俺もそっち行きましょうか？相手特級の可能性あるんですよね？』

七「えぇ、しかし貴方はあくまで虎杖君の目付け役です。虎杖君を守ることに尽力してください」

　『はーい』

ホントにカッコいいなこの人

虎「七海先生ー！！」

虎杖くんがドアを勢いよく開けて入って来た

虎「気をつけてね」

ふふっ、可愛いな…

虎杖くんを見て微笑む潔高の顔…流石我が天使…

七「虎杖君、私は教職ではないので先生はやめてください」

虎「じゃあ…ナナミン…」

　『ﾌﾞﾌｫｫｫｯ』

七「2人共、ひっぱたきますよ？」

虎杖くんのセンスに笑ってから、3人で吉野くんのいるところまで向かった