第三十六話 ページ39
ドンッ
最初に動き出したのは宿儺だった。とんでもない速さで俺の懐に入り、殴りかかってくる。けどまぁ
『俺の方が速いな』トンッ
宿「チッ」
宿儺の攻撃を軽く避けて、宿儺の急所ギリギリのところに回し蹴りを入れる。が、すぐに体勢を立て直された
『やっぱり頑丈だね〜、元の体が虎杖くんだからっていうのもあるのかな?』
宿「チッ…何者だ貴様は」
『何者って…呪術高専の座学教師と特級呪術師を兼任している元気な26歳、伊地知潔高を甘やかす事が趣味で、お菓子とゲームが大好きな椿屋Aくんでーす』
懇切丁寧に自己紹介をしてやった
伏「特級…!?」
いや、きみが驚くんかーい、あー、けど普通に考えたら戦ってるところを見たことない上に、普段座学を教えてるような奴が特級なんて聞いたら驚くか…てか教えてなかったんだっけ…?
宿「成る程、特級か…」
『はい、正直なところせいぜい指2、3本の強さのアナタに負ける気はしないですね〜』
そう言うと宿儺に青筋が立った、もしかしてヤバい?
宿「良いだろう、殺す」
めっちゃヤバかった、超キレてんじゃん、日本語おかしくなってるもん
とりあえず、虎杖くんの心臓を治させないとな
『ちょっとだけ痛い目見てもらおうかな』
そう言って構えた瞬間、宿儺の雰囲気が変わった
『!?』
これは…まさかこのタイミングで、宿儺と虎杖くんが入れ替わった!?ズイッ
ふと伏黒くんが前に出た
伏「…俺は、オマエを助けた理由に、論理的な思考を持ち合わせていない」
一呼吸置いて、伏黒くんが話し始めた
伏「危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに迷いはしたが、結局は我儘な感情論、でもそれでいいんだ。俺は正義の味方じゃない、呪術師なんだ、だからオマエを助けたことを、一度だって後悔したことはない」
虎「…そっか」
スッ…と宿儺の紋様が消えた
虎「伏黒は頭がいいからな、俺より色々考えてんだろ。オマエの真実は正しいと思う、でも俺が間違ってるとも思わん。あー悪い、そろそろだわ」
虎杖くんの心臓があった部分から血が溢れ出す
虎「伏黒も釘崎も椿屋先生も、五条先生…は心配いらねぇか」
虎「長生きしろよ」
そう言って虎杖くんは地面に倒れ込み、動かなくなった
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葵(プロフ) - ハイwwwwww (2021年5月26日 22時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
彌猴桃(プロフ) - 葵さん» やはりかww通じちゃうもんですねww (2021年5月26日 22時) (レス) id: 420bde1d4f (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - パワハラワカメ能力って調べたら普通に出てきました笑 (2021年5月26日 22時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
彌猴桃(プロフ) - ああああさん» コメントありがとうございます!!そうだ、もっとやったれww (2021年5月22日 21時) (レス) id: 420bde1d4f (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - いいぞ、夢主。もっとやれ。 (2021年5月22日 21時) (レス) id: 3edc474438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彌猴桃 | 作成日時:2021年5月3日 1時