同級生を甘やかしたい【呪術廻戦】 (ページ15)

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第十二話ページ15

俺が五条先輩に対抗する方法を頭フル回転で考えていると、いつのまにか全員揃っていて、何故か2年の先輩2人もいた

ｱｯ…七海先輩、そんな呆れた目で俺を見ないで…っ

その横を見ると、自分が戦うわけでもないのに潔高が生まれたての子鹿のようになっていた、ちょっと可愛い…しかし潔高をこんな怯えさせる原因を作ったアイツはぶっ飛ばす

夏「それじゃあ、準備いいかな？」

　『あっ、はい』

五「さっさとしろよ」

夏「それじゃあ…初め‼」

　ﾄﾞﾝｯ

開始早々五条先輩が殴りかかって来た、ハッ、俺には術式使う価値も無いってか？まぁいいか

恐らくだけど五条先輩は俺の術式も呪力量も把握してない、俺の「擬態」は自分の呪力量や術式まで隠すことができる。これが六眼に通じているかは賭けだが…
もし隠せているなら、まだ勝ち目はある

『賜血操術呼び出し』ﾊﾟﾝｯ

俺が手を叩いた瞬間、一体の呪霊が現れた

全「「「「「「⁉」」」」」」」

コイツは少し前の任務で見つけた二級呪霊…

に少しずつ血を与えて強くしたやつ、多分一級位には強い、そしてコイツの術式は

　どんな敵にも一回だけ一瞬の完璧な隙を作る

正直コイツを初めて使った時は一瞬の完璧な隙といっても本当に一瞬で、大した役に立たなかった

しかしコイツには少しずつ血を与え続けた。その結果あり、今相手の隙を作っていられる時間は約2秒、まだまだ短いが

　『それだけあれば充分』ﾀﾞｯ

俺が走り出した瞬間、呪霊が五条先輩の無限に隙を作る、俺はその隙間を突いて、先輩に鞘を付けたままの御影を一本使い、呪力を込めて鳩尾に叩き込んだ

五「ｶﾊｯ」

まさか無限が破られると思っていなかった五条先輩はモロに食らって吹っ飛び、その場に倒れ込んだ

夏「これは…椿屋の…勝ちかな…？」

夏油先輩も戸惑ってる、そりゃそうだ、〝最強″が膝をついて倒れ込んだんだから

　