クリスマスじゃなくて、イブですから！！【黒尾鉄朗】 (ページ4)

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「あ、こんな所に美味しそうなプレゼントが」

『...へ？あ、ちょっと？！？！』

クロさんは私の手を引くとベッドに倒れこませて、またあの胡散臭い笑顔を見せる。
少女漫画で言えば、床ドン状態というやつでしょうか。
抵抗しようと腕を動かそうとするけど、全く動かない。
男子高校生と女子高生ってこんなに力の差があるなんて...。

『はっ離して...！！』

「耳まで真っ赤になってるぞ。ほら。」

『ひゃあっん.........っやめてください！！』

耳にクロさんの吐息がかかる。
その吐息に何故か変な声で反応してしまって思わず口を抑える。
......なんかクロさん、脱ぎ始めてません...？

『ちょっ！！何やってるんですか？！服着てください！！』

「え、そういうプレイでもいいけど......だいたーん。」

『どういうことですか？！』

「さぁてと、プレゼントは自分の手で開けなきゃな。」

クロさんは私の制服のボタンに手をかける。
このままじゃ、ダメなのに、そう思っているのに、

このままクロさんにめっちゃクチャにされたい私がいる......。

このままじゃ......っ！！！

『まっ...待って！！クリスマスじゃなくて、イブですから！！』