短編3 手が届かない ページ8
Aside
杏奈「野坂くん･･･私、あなたのこと･･･！」
野坂「･･･悪いけどそういう話は聞きたくないんだ」
杏奈「！」
野坂「変なフラグがたっちゃうだろ」
A「･･･」
杏奈さんが告白した
野坂くんに
正直びっくりした。私は灰崎くんとばったりあってしまった
A「！えっと･･･」
灰崎「隠れてももう遅せぇよ、」ここは離れるぞ」
ーーーーーー
A「･･･」
灰崎「･･･おい」
A「･･･」
灰崎「･･･おい！」
A「わ！ごめん灰崎くん！どうしたのっ」
私の前を歩いてた灰崎くんが急に振り返り、私のことを見る
灰崎「どうしたのじゃねぇよ、あからさまな態度とりやがって」
A「え？」
灰崎「好きだったんだろ、野坂のこと」
A「え？！////いーやいやいや！」
灰崎「･･･今更隠そうって無駄なことやめろよ」
灰崎「泣きそうな顔してるくせに」
A「･･･っ！」
杏奈さんが野坂くんに告白していた。私だってしようと思った、けど先越されてしまい、更には野坂くんはやっぱり恋愛にはあまり興味はなさそうだった
ーそういうのは聞きたくないんだー
・・・・・
そういうのっていうのは杏奈さんに限ったことって意味じゃない。その類のものの話は聞きたくないということだ
それは私も含まれている
どうせ振られるなら伝えてからが良かった
A「･･･」
灰崎「･･･おい、下向いてんじゃねぇ」
A「だって、」
灰崎「･･･お前、野坂のこと好きなんだろ？」
A「･･･うん」
灰崎「･･･だったら野坂のこと見てやれよ」
A「！ずっと見てきたよっサッカーがほんとに好きなことも、時々つらそうな顔もしてたことも･･･」
灰崎「･･･やっぱりなんも見てねぇな」
A「そんな事ない･･･！」
灰崎「･･･じゃーもう少し思い出してから泣くなりなん何すればいい」
灰崎くんはスタスタと行ってしまった
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作者名：桃香 | 作成日時：2019年12月24日 20時
