短編5ー5 恋人同士 ページ23
Aside
A「私だってずっと野坂くんに憧れてて･･･その･･･」
野坂「･･･嬉しいよ、Aちゃん」
ぎゅうっと抱きしめられ、耳元でそういう野坂くんの声にビクッとなる
A「野坂くん、苦し･･･//////」
野坂「もうちょっとだけ」
A「はい･･･///」
こんな幸せなことがあっていいだろうか。あの誰もが憧れる戦術の皇帝が私を好きだなんて
野坂「今日はもう満足だ」
そう言って野坂くんは私から少し離れる
A「う、うん////」
野坂「これ以上一緒にいたら何するかわかんないしね」
A「へ？！//////」
野坂「ふふ、冗談だよ」
A「野坂くんが言うと本気っぽいよっ何考えてるか掴めないって言うか･･･」
野坂「そうだね、僕は嘘はつかないよ」
A「そうだよね、野坂くんは嘘は･･･」
ん？
A「それって･･･つまり？//////」
野坂「あはは、どうかな？」
野坂くんは笑って言う
A「からかわないでよ･･･////」
野坂「でもね」
野坂「僕も男だって事は忘れないでね」
クスッと笑う野坂くん
A(かっこいい。)
野坂「･･･？」(固まっちゃった)
A「うん、野坂くんは、男の子だよね」
野坂side
野坂「･･･」(これは意味わかってないね)
いくら男の子と付き合ったことがないと言ってたとはいえ、この天然ぶり危なっかしいな
本当はAちゃんのこと、もっと抱き寄せたい。だけど感情だけで動いちゃダメだ
今こうして目の前で首を傾げて僕の顔を見てるAちゃんが愛おしくてしょうがない
野坂「さぁ、風邪ひいちゃうよ。帰ろうか」
A「うん、野坂くん」
野坂「？」
A「わ、私たち恋人同士･･･でいいんだよね･･･？/////」
うっ
野坂「･･･もちろんだよ、君は僕の彼女だ」
A「////////だ、大好きです･･･」
ごにょごにょとそういうAちゃん
野坂「･･･// 僕もだ。」
僕は色んな気持ちを押さえてAちゃんの頭を撫でた
君は僕を揺さぶるのが本当に上手だね
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作者名：桃香 | 作成日時：2019年12月24日 20時
