外食 ページ14
¯¯¯
.
「 この店来るの久しくない? 」
あのあと、樹くんの運転で私たちが訪れたのは、
私たちが付き合ってた頃によく来ていた少し小洒落たレストラン。
とても思い出のある場所だ。
「 うん、すっごい懐かしい。何年ぶりだろ、? 」
オーナーさんとも仲が良かった私たちは、
少し緊張しながら店の扉を開けた。
「 いらっしゃい、ふたりとも。 」
そういってなんの驚きもせず私たちを迎え入れてくれたこの店のオーナー、ジェシーさん。
赤髪の彼は、いつもテンションが高くよく笑う人だ。
人柄が見た目に出ているな、って
はじめて会った時にそう思った。
「 店の中からふたりが入ってくるの見えてたよ〜
AHAHAHA!さ、今日は何にする? 」
私たちを昔よく座っていた窓際の席に案内したジェシーさんは、メニューを取りだして決まったら教えてね、と言って店の奥に入っていた。
私たちが高校生だった頃、24歳だったジェシーさんは親の跡を継いでこの店のオーナーになった。
あのとき一緒に働いていた眞呂気鵝△匹Δ靴討襪里な、
なんて私は樹くんと昔話に花を咲かせ、
昔よく頼んでいたパスタを食べながら楽しく過ごした。
.
¯¯¯
571人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ