21. ページ23
✧
貴方 side.
「AHAHA!!なーんでそんな硬い顔してるのぉ」
照と別れて、私はドレスに着替えるために衣装部屋へと入る。
するとそこには、今月入ってきた新人黒服の
ジェシーがいた。
彼は頭に響くほどの高い笑い声で、偏頭痛持ちの私には少し厄介だった。
でも、そんな彼は驚くほど人気が高い。
嬢の中で、ひっそりと行っている『黒服選手権』というものがあるのだが、
彼は新人なのにも関わらず、上位にくい込んできた。
「ジェシー、今日も元気だね · · ·」
まぁね〜、AHA!とまた高笑いをして、衣装の整理を手際よくやる彼。
「あ、そういえば、こないだAさんがスカウトしたって噂の森本、オレの同級生なんですよー」
急に思いついたように私を振り返って、
そういうジェシーは、たしかに森本さんと気が合いそうだ。
「え、そうなの？じゃあジェシーからも誘ってよここ」
あー、考えときますねー！と空返事をした彼は、
衣装整理が終わったのか、
そそくさと部屋から出ていった。
ジェシーと友達なら、話はもっと早いよね。
森本さんが『TWO'S』に来てくれることを信じて、
今日のドレスを選ぶ作業に入った。
ドアの向こうにまだ、ジェシーが居ることなんて、
気づかなかった。
✧
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1802人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mii(プロフ) - 百 々さん» ありがとう好き ･･･ いっぱい頑張るね(；＿；) (2020年5月16日 20時) (
レス) id: de7bc98c2e (このIDを非表示/違反報告)
百 々(プロフ) - miiさん» ほんとにすごい、、すごいよ、、、。 (2020年5月16日 20時) (レス) id: 1589601c77 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 百 々さん» ももちゃらびゅ〜(；＿；) (2020年5月16日 19時) (レス) id: de7bc98c2e (このIDを非表示/違反報告)
百 々(プロフ) - らぶ、、、 (2020年5月16日 12時) (レス) id: 1589601c77 (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - miiさん» もちろんでありまぁぁぁすm(__)mこれからの展開やお話…ドキドキしながら読ませてもらいまぁぁす(///ω///)♪ (2020年5月16日 8時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
