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38. ページ3
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「やだね」
あれ？
「樹くんは嫌、嫌い」
なんか俺、嫌われてる · · · ？
しょっぴーの誘いだって、ふっかさんの誘いも、なんの迷いもなく受け入れてたよな、この人 · · ·
俺なんかしたっけ、
「 · · · 樹くん、何考えてるのか分からないから。」
それに、と 彼女は続ける。
「翔太と同じで、クズだろうし」
何だこの女は、
俺のことおちょくってんの？
「 · · · へぇ、
嫌いじゃない」
生憎、こういうこと言われると逆に火ついちゃうタイプなんだよね、俺。
「うだうだ言ってないで俺の相手してよ」
俺は掴んでいた細い腕を握り締め、
それに目の前の彼女は顔を歪ませる。
· · · 気に入っちゃった、
やっぱりしょっぴーの手を出した女は
いい味でそう、
ね、しょっぴー
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