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37. ページ2
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田中 side.
「なぁ、お前昨日明美さんとホテル入ってった？」
しょっぴーが今日出す予定のボトルを集めながら口を開く。
「 なんだよ、お前見てたのかよ、」
明美、というのは『TWO'S』の嬢の一人で
Aやリサほど売れてはいないがそこそこの女だ。
俺毎日やんないと死んじゃうからさ、
そう言う俺にしょっぴーは呆れたポーズをとり、またボトル集めに集中し始めた。
そういうしょっぴーこそ、昨日Aを家に連れ込んでたの俺知ってるからな、
.
「ねぇ樹くん、翔太見なかった？」
ボトル部屋から外に出てすぐ、Aに呼び止められる。
相変わらず、可愛い顔してるわ。
「 あー、しょっぴーならこん中だけど、なに？」
要件を聞かれたくないのか、
ありがとう、とだけ返す彼女に少し腹が立ち、
ドアを引こうとしたAの腕を掴む。
「 · · · 離して、」
そんな細っこい腕で、俺に勝てると思ってるわけ？
馬鹿臭い 、
「昨日しょっぴーんち行ったろ？なに、まだやってんの？」
関係ないでしょ、と俺をきっと睨むAの瞳に胸が昂る。
こいつはしょっぴーもハマるわ、
“ 俺にもやらせてよ、A ”
しょっぴーがいいなら、俺だっていいよね？
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