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「うおおおお俺のケーキー!!!」
「坂田さんも
「そこそこ強調してんじゃねーよ」
________
そして、次の日。
土曜日の今日、大江戸マートまで宇留川を迎えに行った。
「あれま、随分お綺麗で」
「う、うるさいわね...」
その顔は化粧で整えられ、服も現代のオシャレという物だろうか。なんだかライバル心が芽生えるほど綺麗だった。というより可愛い。
「んじゃ、行くよ。話しかけないでね面倒臭いから」
「面倒臭いとか何様?」
「いきなり話しかけてんじゃねー置いてくぞ」
「冗談に決まってるでしょ」
*
「お邪魔します...」
「あー、そんなに畏まらなくていいよ。此処にはもう二度と来ないだろうし」
「なっ、また来るわよ」
「えー」
私はわざと下唇を尖らせる。
すると相手も反応して怒る。
「おっ、そいつが宇留川ってやつかぃ?」
「あーそうそう。どう好み?」
「Mなら」
「宇留川SかMどっちだ」
「M!!」
どうやら、総悟に落ちたようだ。
肝心の土方さんはまだ見ていないというのに。
「あーら、軽い女。じゃあさっさと帰って下さる?面倒臭いんで」
「でも、Mなんでしょう?ならアンタ、S Mプレイでも...」
「してろSMコンビ。でも部屋でやるなようるさいから」
「沖田様ァ!!」
「ご主人様でィやり直しだ」
*
「んで?俺の出る膜ねぇの?」
土方さんの部屋には坂田さんが待っていた。
坂田さんは私が鞄から出したコンビニの芋けんぴをポリポリと食べる。
「あ、それ私の」
「いいじゃんかよー、甘いのこれしかねぇし」
「...からあげちゃんしかない」
そんなやり取りをしていると、麩がガラガラ、と音を立て開く。
そこに立っていたのは、土方さんだった。
その姿は下着しか履いていなく、肩にタオルをかけた姿だった。
「お、お前今日部活じゃ...」
「ちっ違いますよ!!早く着替えてください!」
「お、おう...」
坂田さんはまだポリポリ芋けんぴを食べている。
「何何、セクハラですか?わいせつ行為で訴えるぞ土方君」
「あ?...お前もいたのかよ!」
「えー、存在感薄かった?銀さんだよ?主人公だよ?」
「うっせー...くそ、隊服しかねぇ」
「つーかなんでこんな時間に風呂?やっぱりAに裸見て欲しかったんだろ」
「ちっげぇよ!素振りしてたんだよ!」
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唐辛子の民(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます! (2018年8月8日 14時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - みゃる猫さん» はい!出来れば甘々にしたいです笑 土方さんにももっと甘えて貰います(`ω´) (2018年8月8日 14時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 零さん» うわお!!ごめんなさい!! (2018年8月8日 14時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 続編お願いします!! (2018年8月8日 6時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
みゃる猫(プロフ) - 続編とても楽しみです!!少しだけ大人になった夢主ちゃんも見れるのかな…?楽しみに待ってます( ー`дー´)キリッ (2018年8月8日 3時) (レス) id: 3492e1957d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年4月18日 19時