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「おい、行くぞA」


そう言って万事屋を避けて歩こうとすると、万事屋は俺の腕を掴む。


「まぁまぁ、待てよ土方君。訳も無ェのにこんな若ェ子連れて歩くなんざお前にしちゃらしくねぇだろ...?」


そう言って万事屋は口の端を嬉しそうに上げた。
眉は下に下がっていて、完全に馬鹿にしている顔だった。


「家寄ってけって、な?」

「あぁ?勤務中だ」

「勤務中にデート?サボりじゃねーの?イチャコラしてたんじゃねーの?こりゃ士道不覚悟で切腹だなぁ、なぁ神楽」

「そうアル、白装束に着替えたく無かったら洗い浚い離すネ!」

「確かに、土方さん普段女性と絡む事なんてありませんし...」


「うっ...」


Aに目線を向けると、呑気な目をしてアイスをパクパクと食べていた。
俺の視線に気づいたAは面倒くさそうに言う。


「土方さん、どうします?神楽ちゃんと新八君は可愛いから許すけど、このもじゃもじゃは鬱陶しくてしょうがない。さっきの顔見ました?どの口が士道不覚悟っつってんだコノヤロー」


「誰がもじゃもじゃだ!天然パーマに悪いヤツは居ねぇんだよ!!」


「お前も分かったか、コイツの正体に」

「何!?俺モンスターかなんかなの!?ラスボス!?」

「分かったわかった、とりあえずこの人達の万事屋行きましょう。白装束はその後だもじゃもじゃ」

「なんで俺が切腹!?もじゃもじゃじゃねーつってんだろ!!」



_________





「随分と気に入らねぇんだな、コイツ」

「はい、あの顔に本当にイラつきました。まじJK舐めんな、時代の先端にはいつもJKが居るんだよ」

「ごめん!それ以上銀さんを傷つけないで!!」

「あれ、AJKアルか?」


Aは食べ終わったアイスの棒を口で上に動かしたり下に動かしたりした。
顔は相変わらず不機嫌だ。


「うん、私17歳なんだ。高3」


そう言って両手でピースするA。
こんなキャラだったかと目を疑う。


「じゃあ沖田さんと同い年なんですか?」

「確かそうだったはず」

「あのサドには気をつけるネ、いつやられる分からないアル。色んな意味で」

「本当にね、私も一昨日から命を狙われる事になった」


俺は万事屋の隣を歩き、後ろにはAとチャイナとメガネが並んでいた。
俺は仕返しで万事屋に笑ってやった。


「お前、アイツ何時もは他人に礼儀正しいのにな
お前にだけはあんな態度ってこった」

「お前まじで1回死んでくんない?JKに嫌われた俺の身にもなれ!」

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唐辛子の民(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます! (2018年8月8日 14時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - みゃる猫さん» はい!出来れば甘々にしたいです笑 土方さんにももっと甘えて貰います(`ω´) (2018年8月8日 14時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 零さん» うわお!!ごめんなさい!! (2018年8月8日 14時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編お願いします!! (2018年8月8日 6時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
みゃる猫(プロフ) - 続編とても楽しみです!!少しだけ大人になった夢主ちゃんも見れるのかな…?楽しみに待ってます( ー`дー´)キリッ (2018年8月8日 3時) (レス) id: 3492e1957d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年4月18日 19時

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