二十四 ページ28
「そういえば...」
手につけられたGPSを見て思い出す。
これ、違う所で水に濡らしちゃえば...?
遠く離れた場所で、革につけるとバチバチっと言って壊れた。
私の腕から外れ、一安心した。
が。
_____道場を燃やす。
その瞬間心臓が一気に速まった。
ドクドクと音を立て目眩を感じさせる。
どうしようどうしようどうしよう。
後先考えずに行動するからこんな事に...
そして3日後。
特に何も起きず日が過ぎ、近くの甘味屋で総悟くんと休憩していたところ...
「犯罪組織のグループ?」
「そーそー、なんか捕まったらしいんやわ。近くにアジトあったらしくてびびった」
そういうのは私と同い年の友達、
少し男の子っぽい喋り方の時がある。
「え、それって新聞?」
「おー、見てみっか?」
「ちょっと見せて」
そう言って雑に新聞紙を投げ渡すと莉香は総悟くんと遊び始めた。
「総悟くん、お団子作ってみっか?」
「いいんですか!?」
「おうよ!入りな入りな!」
楽しそうな光景に微笑むと、新聞に目を移した。
吸血病の注射などを次々と一般市民に打ち...
あいつら...?
「ああああああ一安心やぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「なんや!?強盗かぁ!?」
そう言ってダッシュで出てきたのは莉香。
心配性な性格なのでいつもリアクションが激しい。
「いや、なんもないよ。
そーだ、私この後道場帰ったら洗濯と洗い物済ませなきゃいけないから総悟くん預かっててよ。」
「まじ!?いいの!?総悟くん、お姉さんと一緒やで!」
「やったぁぁ!!!」
「あんたら仲良し姉弟か」
よいしょ、と言って椅子から立ち甘味屋を後にした。
にしても、都合のいい。
都合よすぎて怖いけど...
道場に帰ると、なにやら騒がしかった。
「早く水持ってこい!!!」
「タオルもだ!急げ!」
「ただいまっと。皆さん、どうしたんですか?」
「Aちゃん!!近藤さん、帰ってきましたよ!」
部屋から猛ダッシュで出てきたのは近藤さん。
凄く焦っていて、喋っていても何を言っているのかわからなかったのでいちどおちつかせることにした。
「落ち着いてください。何があったんですか?結論から頼みますよ」
「トシが倒れたんだ...!」
私は急いで彼の元へ向かった。
138人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» ありがとうございます! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 唐辛子の民さん» まさかそこまで言って頂けるとは…。とても嬉しいです!ありがとうございます。これからも見に来ますね。陰ながら応援してます! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» まっ、まさかっ!?あの愛音様!?いつも見させていただいてます!こんな方に見ていただけるなんて何たる光栄!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - まかろんさん» いやもう私もなんでこんなに伸びてるのかわかりませんよ。w多分私は神でも天才でも無いです。なんかこんなに褒めていただくと照れますね。w楽しんでいただき何よりです!更新がんばります!よろしくお願いします! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 後れ馳せながら読ませていただきました。あなた様は天才ですか、神ですか、どっちですか。あ、秀才なんですかね。なんでこんな面白い小説書けるんですか、その文才分けてください。神は1人に二物も与えるんですね。楽しみにしてるので更新頑張って下さい! (2018年2月25日 15時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年2月24日 5時