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コンプレックス24 ページ27

その日の放課後、帰りのホームルームが終わるとにぃにが窓から教室に入ってきた
渉「A、友也くん、仲直りは出来ましたか?」
『うん!』
友也「変態仮面!突然現れるな、後普通にドアから入って来い!なんでAは当たり前のように会話進めてんだよ…」
ツッコミ大変そう。友也くん、にぃににツッコミしてたら時間いくらあっても足りないから全部スルーでいいと思うよ
渉「なら良かったです。Aこの後、なにか予定あります?」
『特にないけど』
渉「でしたら是非fineのプロデュースをお願いします☆」
『ふぃーね?』
渉「私の所属してるユニットです」
『いいけど、私、まだ何も分からないし、何も出来ないよ?』
渉「それでいいんです。プロデューサーとしての知識が無知な貴方の客観的な意見を言ってくだされば充分です」
言い終わるか終わらないかぐらいで手を掴まれ引っ張られてく。ズンズン進んでく兄を必死で追いかける。すると、ある扉の前で止まった
渉「ここが本日のfineのレッスン室です」
そう説明してくれた。次の瞬間、にぃにはドアを勢いよく開け放ち「Amazing☆(以下略)」とお決まりのセリフを言った
??「うわああ!ロン毛、ビックリするからもっと静かに入って来い!」
??「日々樹様、そちらの方は?」
英智「渉、連れてきてくれてありがとう。ご苦労だったね」
渉「いえいえ」
英智「弓弦、桃李、紹介するよ。この子は少し前に転校して来た2人目のプロデューサー、日々樹Aちゃん。クラスは1A、部活は演劇部で渉の実の妹。今日はAちゃんにfineのプロデュースをしてもらうんだ。けれど、この子はまだプロデューサー業については無知だから大目に見てあげてね」
自分の自己紹介を今日会ったばかりの先輩に全てされてしまう
弓弦「なるほど。私は伏見弓弦と申します。こちらの坊っちゃまの執事をしております」
桃李「僕は姫宮桃李。クラスは1Bだから会う機会がなかったんだね〜。よろしくね」
『よ、よろしく、おねがい、します…』
気が付いたら初対面の人とはあまり言葉を交わせなくなっていた。多分、昔から自分を隠すために偽った性格が本当になってしまったのだろう
英智「Aちゃんの緊張ほぐすためにレッスン始める前にちょっとみんなでティータイムにしようか」
生徒会長先輩の提案でみんなでティータイムをする事になった。なんでレッスン室に机も椅子もティーセットもあるんだろう?

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作者名:M-M-N | 作成日時:2020年3月5日 11時

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