小塚の妹と黒木の彼女【黒木貴和】

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無事、志望校に合格し、入学して1週間とちょっとが過ぎたある日の放課後。貴くんに迎えに行くから校門で待っててって言われて、その通りに待ってたはずなんだけど…
クラスメイト1「小塚さん、何してるの？」
『待ち合わせ』
クラスメイト2「じゃあ、待ち合わせの人が来るまで俺達と話そ？俺達、一緒のクラスなのに話した事ないじゃん？」
『でも、もうすぐ来るしそんなに時間ないよ？』
ク1「別にいいよ。ここじゃ、なんだし場所移動しよっか」
『えっ？？』
場所移動するって何？私、待ち合わせって言ったよね？？なんて混乱してる間に、私に腕を伸ばしてくる男子達。ちょっと怖くて目を瞑る。すると即座にパシッという音が聞こえたと思ったら、誰かに抱きしめられた。それが男子達だと思ったらゾクッとしたけど、なんか落ち着く
小塚「A！」
名前を呼ばれて目を開ける。すると、目の前にお兄ちゃんがいた
『お兄ちゃん！？』
私を抱きしめたのはお兄ちゃんだったんだ！だから、落ち着いたんだ！
黒木「今、Aに何しようとしたか教えてくれる？」
その時に、貴くんの両手を見ると2人の片手の手首を掴んでいた。さっきの音は貴くんか！後、めっちゃ笑顔だけど目が笑ってないから怖いんだよなぁ。何で、貴くんは怒る時、いつも笑うんだろう？そんな事考えてると男子達は去って行った。まぁ、貴くんのこの笑顔、怖いもんね…
黒木「A、大丈夫？」
『ん？何が？』
黒木「何がって…もういいや」
『えっ？？』
勝手に自己解決しないでよ！いや、解決はしてないか。諦めたような感じだし
小塚「今日はAに紹介したい人がいるんだ」
『紹介したい人？お兄ちゃんの彼女とか？？』
小塚「友達だよ！」
なぁ〜んだ、つまんないの〜
黒木「じゃれ合ってないで行くぞ？皆んな、もう待ってるから」
小塚「ごめんごめん」
『今、【皆んな】って言った？一人じゃないの？』
黒木「着いてからのお楽しみ」

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