そして私は気がついた【レペゼン地球】

事務所 ° 02 ページ9

目が覚めたらもう朝だった。不在着信が数件、LINEも数件。誰からだろうとまだ覚めきらない目で確かめると、社長とふぉいだった。


ふぉいおーい。まだ寝てんの?


Aごめん、寝てた笑 今起きたよ、どしたと?


LINEが来ていたのは2時間前だが、すぐに既読がついて返信が来る。


ふぉいいや、社長がAが電話出ないーって騒いどったんよ。だから連絡しただけ、あとで社長に連絡したげて


A分かった、わざわざありがとう


社長がそんなに連絡してくるなんて珍しいなぁ、と思いながら電話を掛ける。


社(もしもし？)


『あ、社長どしたと？電話何件か入っとったんやけど』


社(ああ、ちょっとだけ脇が元気なくて。なんかAなら知っとーかなとか思ったんよ。そんな目に見えて落ち込んでるわけじゃないんやけど、いつもより愛想笑いが多い感じ？)


心臓がドキリとした。絶対…私やん。


『どしたんやろ、心配やね』


社(Aはなんも知らんと？)


『…んー、』


社(…？なんかあるやろ〜ww)


『いや…まぁ、。…夜相談乗ってほしい、』


社(もちろんよ。可愛い可愛いAのためならいくらでも相談聞くし！！)


『ありがと、』


社(いいえ。じゃあ夜ね。ばいばーい)


そう言って電話が切れた。こんな時、誰よりも親身になってくれるのはやっぱり社長で。


社長に相談を聞いてもらうために少しのお酒とおつまみが冷蔵庫にあるか確認した。

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