"普通" の暮らしを。

#35 ページ35

side裕太

裕「よし、寝るか」

涼「え、もう？早ない？」

裕「早ないやん！もう10時やで？」

涼「いや小学生か(笑)」




なんて会話を、笑いながらする。

少しでも楽しい気持ちのまま、眠りにつきたい。



そうすれば、少しはいつもより眠ってくれるんじゃないかって期待している。





　





涼「裕太くん、起きてる？」

裕「起きてるで。どしたん？」

涼「んーん、何もない」



少しして、こんな会話をするのは何度目だろう、というくらい繰り返すこのやり取り。









裕「涼太くん、寝れへん？」

涼「そんなことないで。もう寝るねん」



そう言いながらも、パッチリ開かれた瞳。









裕「よし、トントンしたろ」

涼「もう、子どもちゃう」

裕「そんなんええねん」




口では嫌がりながらも、実際やればすんなり受け入れてくれる涼太くん。

きつとほんまは、嫌なんかじゃないと思う。









裕「涼太くんおやすみ」


しばらくトントンして、時間が流れるのを待つ。


すると、涼太くんの可愛らしい寝息が響いていた。







裕「このまま、朝までぐっすり寝れたらええんやけど、」


なんて願うしか出来なくて。

涼太くんの唇は薄く開かれたまんま。





それが可愛くて、ただ頭をそっと撫でながらその寝顔を見ていた。









でも、朝までそのまんま、なんてことは叶わなくて。






涼「んんっ…」

自分もウトウトし始めていた頃、涼太くんの寝息は唸り声に、辛そうになっていた。



少しだけだったから、ゆっくり目を覚まして涼太くんの寝顔を見守ることにした。



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作者です。

現在頂いているリクエストは書かせていただくのですが、今後はGENEメンバーとの関わりのリクエストでお願いしたいです。


一応、GENERATIONSとしては活動していないという設定なので、出演はできるだけGENEメンバーに限って行こうと思います。

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