重ならない想い (ページ3)

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いつものように学校に行って、部活動して、二人で待ち合わせして家まで帰る

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俺たちの待ち合わせ場所は、下駄箱に一番近い空き教室

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最初は校門だった。でも、基本的に俺の方が終わるのが遅くて、寒い中待たせるのはわりーから場所を変えた

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今日も多分俺の方が後

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走って空き教室に向かう

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愁平｢まゆー。待たせてごめん…ってあれ？｣

いつもなら｢遅い！｣ってすぐ来る返事がない

愁平｢もしかして寝てる？｣

机に突っ伏して気持ちよさそうに寝てるまゆ

愁(かわいい…♡)

可愛くてついつい頭を撫でてしまう

まゆ｢…ん…しゅう…｣

愁平｢あ、起きた？…...って、寝言かよ笑｣

やばい。寝言で俺の名前呼ぶなんて可愛すぎるし照れる…///

起こすのかわいそうだけど、もう帰らなきゃ

ポンポン

愁平｢まゆ？起きて。帰るぞ｣

まゆ｢ん…あれ？愁平…私、寝てた？｣

愁平｢うん。気持ちよさそうだったよ笑｣

まゆ｢気づいたら寝ちゃってた...起こしてくれてありがとう｣

愁平｢おう。さ、帰ろーぜ｣

まゆ｢うん！｣

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外に出ると、もうかなり暗くて夢も沢山降っててとても寒かった

愁平｢あちゃー傘持ってくりゃーよかったな...｣

まゆ｢ほんとだね。それにもう真っ暗…全然前見えない...｣

愁平｢こえーの？笑｣

まゆ｢っ！そんなことないよ！｣

愁平｢ほんとに？正直に言っていいんだぜー。ほら、お前って昔っからお化けとか無理じゃん？笑｣

まゆ｢大丈夫だもん！ほら、早く帰るよ！｣

愁平｢はいはーい笑｣

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雪の中、二人で歩く

愁(やべーな。本格的に寒くなってきた)

横を見ると寒くて震えているまゆ

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愁平｢ほら。これで寒くないだろ？｣