常連さんのツイッター事情【浦島坂田船】 (ページ15)

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ツイート１３ページ15

「……あのさ」

「っへ、あっはい」

頭をあげてからなかなか部屋に入ってこようとしなかった四人に、まだ夢の住人であることを言い訳にこのままだと周りに迷惑だと思いきって言ってしまった私は、最後におそるおそる部屋に入ってきたうらたさんに耳元でぼそりとそう囁かれて思わずビクッと肩を揺らす。

「え、あごめん」なんて、うらたさんあなた本業声優だってこと忘れてませんよね！？

なんて、さっきから私がうらたさんにどうこう文句を言っているのなんて本人は知るはずもないのだが、そんな怪訝な顔をされてはもしやバレているのではないかと不安になってしまう。特に身長のことに関して。

ごめんなさい、出来心だったんです……！

もう身長のことなんて金輪際何にも思いませんから……！！

……でもうらたさんから出てきた言葉は全く的外れなものだったのだ。

「ホントによかったのかよ？俺ら入れて……」

「……え？それってどうゆう……」

「だって寝てたんだろ？まだパジャマじゃん」

「……あ」

そこで私は初めて自分の容姿を自覚した。

そして、パジャマで寝癖だらけの自分のそんな容姿にひどく後悔した。

なんて恥ずかしい格好してるんだ私っ！！

言われてから気づくという典型的なドジを踏んでしまったことと彼らの前でこの格好でいたのかという恥ずかしさで途端に私の顔は真っ赤に染まる。

ど、どうしよう。今すぐ着替えたい、髪直したい、でもそんなこと言い出せるわけない、罪悪感ハンパない……！！

行き詰まった顔で床のただただ一点を見つめて黙りこくってしまった私に次の瞬間、うらたさんから神のような一言が舞い降りた。

「着替えてくれば？俺適当に三人と駄弁っとくから」

！

バッと勢いよく顔をあげた私に今度はうらたさんがビクッと肩を揺らす。

「あ、えごめんなさい」なんて、さっきとおんなじことを繰り返しているのなんて全く気づいていなかったものだから、とりあえずの謝罪はしておいて着替えられる安心感で満たされていた私にふいにうらたさんがふっ、とそしてそれからくつくつと笑う声が聞こえてきたときには思わず「は……」なんて間抜けな声をあげてしまっていた。