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7話 ページ8

彼の寝息を聞きながら、"やっぱりなぁ思った通り。"と頭を抱える。隣を見れば今にもうたた寝を始めそうなマック。必死に首を振って眠気を飛ばそうとしているも難しいみたいだ。あの時、もっとしっかり止めておくべきだった。

『マック大丈夫?』

「う、ん。Aちゃんは…?」

『私は今のところは大丈夫。ありがとう』

マックを気遣いながら走り続けること十分ほど。後ろから追いかけていたらしい暴走族に周りを囲まれてしまった。

「お姉さん可愛いね〜俺らとデートしない?」
「さっき見かけて可愛いなぁっと思ってたんだよねぇ」

「おいおい、このおっさん居眠りしようとしてるぜ!!」

ぎゃははと下品な笑い声が響く。大音量のテクノポップから一転クラッシック音楽を流し始め
、マックは耐えられず眠りに落ちてしまう。

『ちょっと!マックで遊ばないで!離れて!!』

マックを押して車線を変更させて遊びはじめる暴走族。私に近寄ってきた二台を躱しマックに声をかけるが全く目を覚まさない。

『マック!ねぇ起きて!!お願い!』

「おっと、スノットロットがくしゃみするぞ〜!」

逃げろと言うような合図と共に突然の炎。驚いてブレーキをかけてしまったがその反動で目を覚ましたらしいマック。良かったと安堵したのもつかの間、嫌な音がすると思い速度を下げればなんと後ろが開いてしまったようで中に彼の姿はない。

『ライトニング!どこ!?いたっ!!!』

十数メートル後ろで眠っていた彼を見つけた。前から迫るトラックに驚いて目を覚ましたらしい彼はそのまま逆走してしまった。バックするわけにもいかず路肩に止めて声を張る。

『ライトニング!!こっちよ!』

「待って!マック、A!!」

運良く方向転換できたらしい彼に私の声は届いておらず、全く別方向に進んでいく。後を追いかけるも距離は開いていくばかり。おまけに踏み切りに巻き込まれてしまった。

『ライトニング!!いたら返事して!!!!』

出来る限り声を張りながら彼が進んだであろう道を進んでいく。途中物音がしたがそんな事気にしていられない。随分と高速から離れてしまったがライトの付いてない彼は大丈夫だろうか。

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ぷりん - 本当ですか?!楽しみにお待ちしてますね!!!.゚+.(´∀`*).+゚. (2021年12月1日 17時) (レス) id: bf5b200b30 (このIDを非表示/違反報告)
りのりの(プロフ) - ぷりんさん» コメントありがとうございます。最高と言っていただけるなんて…とても嬉しいです!今回の夢主ちゃんですね…!次回作の意欲はありますので、スローペースではありますが頑張ろうと思います!! (2021年11月30日 15時) (レス) id: f39ba9092d (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 私は最近カーズを観てハマり、りのりのさんの作品を拝見させて頂きました!最高です!是非カーズ2やクロスロードも、今回の夢主ちゃんで書いてください!応援してます!!ぁ、今作の続き…その後も気になってます|ω・`) (2021年11月22日 21時) (レス) @page39 id: bf5b200b30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りのりの | 作成日時:2020年10月28日 0時

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